銀座の会員制高級クラブで良質な接客をするなら、美しく聡明な「お人柄」という要素は欠かせない!?
かつて美しい美貌を誇る女性が、多くの人たちを魅了し、注目を集めたと云う。
さりとて、その美しい美貌を誇る女性の「お人柄」を知った者は、静やかに敬遠せずにはいられなかったとも云う。
「お人柄」とはいったいどういうものでありましょうや。
日頃から優れた「お人柄」を編み紡いできた者から放たれる雰囲気は、人を畏怖させると聞きます。
はたして本当でありましょうか。
1つ言えることは、美しい「お人柄」を感じさせる存在は、気高く「崇高」。そして、このような気高く「崇高」を感じさせる存在は、各業界に或る。
その「お人柄」とは自らを誇るものではないゆえ、いわば静かなる魅力であり、まさしく「雅(みやび)」でありましょうか。
美しい「お人柄」を自身に兼ね備えているお人は希少ゆえ、優れた「お人柄」がどういったものであるかを意識することは、非常に有意義な知覚に繋がることであると申し上げておきましょう。
それゆえ、そのお人柄を知るには、近くに居る者にしかわからない。
その者達は、あるときは「後輩」であり、あるときは「友人」であり、あるときは「お客様」であり、あるときは、その背を見て育つ者でありましょう。
貴女は、どのような存在へと昇華することをお望みでしょうか?
混沌の中のこの世界で、尊い「光明」となるのか。
それとも、邪(よこしま)な念にすがりながら、チープな行動を取り続けるのか。
どちらにせよ、貴女の小さな小さな「選択」の連続が、貴女の未来をカタチづくります。
それこそが、「お人柄」となるのではないでしょうか。
もしも、貴女が自身の「お人柄」に着目しはじめたというのなら、貴女にとって「お人柄」を鍛える場所があってもよいのかもしれません。
その場所は多く存在するにせよ、その1つに「銀座の会員制高級クラブ」という場所があり、その場所で働くという選択肢があることをお伝えしておきましょうか。
余裕綽綽
よゆうしゃくしゃく
ゆったりと落ち着いている様子や、焦らない様子のこと。
「余裕」とはあせらず、ゆったりとしていて、ゆとりがあること。また見る者にゆとりを感じさせること。また「綽綽」は落ち着いていて、あせらない様子を表現する言葉になります。
ひとこと
誰の目から見ても、常にゆったりと落ち着いた雰囲気を感じさせる…。
私達は前進しているからこそ、日々いろんなことに遭遇します。
ここ一番というチャンス時に緊張してみたり、急な想定外のピンチが起こればうろたえてみたり。
しかし、それらは全て「自分の糧」となる。ならばせっかくの「糧」を目の前にして焦ってみるのはいかがなものか。どんなときであれ、焦りのない余裕な態度から放たれる雰囲気こそは、周囲の者を安堵させます。このような人を人はなぜか頼りたくなるのではないでしょうか。
美しさを魅せ、安心感を与えるは、これぞ人の大好物でありましょう。
シチュエーション
接客にて
IHARA様はラスベガスから帰国したばかり
ギャンブルで約1億円以上勝った上に、ビジネスも好調なのだとか
2本のロマネコンティはこの日のために仕入れられていた
明鏡止水
めいきょうしすい
邪念のない澄み切った落ち着いた心を四つの漢字に集約させたもの。
「明鏡」とは一点の曇りもない鏡のことを指し、まさに曇りのない心をたとえるにふさわしく、「止水」は水面が静止し一切の波紋がなく、美しい鏡面が静かにたたえている水のことになります。
ひとこと
悩みや煩悩とは、いわば雑念。これらに思考の領域が支配されてしまえば、これから生み出されようとしている行動力に直結するアイデアを阻害し、最善とされる数々の選択を見失ってしまうことに繋がってしまうのではないでしょうか。
心の鏡は曇らせてしまえば、本当の真実が見えなくなってしまうことも。
邪念や雑念という雲を晴らすとき、それはまるで霧や雲1つない広がる晴天の如し。このような境地に至るとき、最高の選択を取らざるを得ないわけです。
シチュエーション
出勤時のワンシーン
頑張ります!とはいえ、締め日まで残りあと2日・・・実は私、大ピンチだったりします。
葉月さんは、この明鏡止水というものがどういったものであるかを調べることが、今の状況を打開するヒントになるかもしれませんよ?
後日、全体ミーティングで
光風霽月
こうふうせいげつ
晴れ渡った空に浮かぶ美しいお月様、そこに爽やかな風が吹いている。「霽」は晴れるという意味です。このような形容を、人の心、人物像になぞらえたものを表した四字熟語になります。
雨が上がったあとに訪れる静かに澄み渡る空に浮かぶ月を、心が光明で執着や、わだかまりのない人物像にたとえられます。
ひとこと
執着やわだかまりを手放し、心優しいさわやかな人物は、人を惹きつける抗えない魅力をもっているものです。さりとて、どんな時でも穏やかでいるというのは至難の業でもありましょう。
だからこそ、崇高であり、美しい自然を用いてそれを賞されるわけです。
困難や失敗から訪れやすい気持ちの閉塞感に囚われることなく、また周囲の人たちとわだかまりを作らないようにするのは、ひとえに思考方法の鍛錬は続くわけです。
「光風霽月」という四文字である「光」を放ち、邪念や嫌な感情を「風」へ渡し、「月」が美しく見えるように、心の晴れた状態は顔から険を取り祓い、明るく爽やかな表情を魅せてくれるのではないでしょうか。
シチュエーション
ある日の更衣室で
と、そのときナンバークラスの彩香さんが更衣室へ
桜子は頑張ってるんだから、これからもその調子で頼むわよ。(私が奥さんと顔なじみで良かったというのはあるわよね・・)
泰然自若
たいぜんじじゃく
どのような緊迫した状況下にあろうとも、落ち着いていてどんなことにも動じないことを指す四字熟語になります。「泰然」とは落ち着いて物事に動じないという意味を持ち、「自若」は何に対してもあわてず、驚かず、落ち着いているという意味。泰然も自若もほぼ似通った意味でありましょうが、それゆえ「あわてず」「動じず」「驚かず」の重要性が強調されているのです。
ひとこと
接客業に限らずですが、常日頃の業績も含め、この世界には不変の法則があります。それは「大小の波」があるということ。たとえば成績が好調なときもあれば、成績が不調なときもあります。また想定外の出費がある一方で思いもしない収入に恵まれることもありましょう。
天上人は、成績が不調であれ、難しい状況下であっても、「泰然自若」を心がけ、どんなときであれ焦ることなく落ち着いた状態を、ベストであると考えます。
物事に動じない反応の制御力は、日々の積み重ねによって自然と築き上げられていくものです。
「泰然自若」はあなたを守る「お守り」のような言葉です。
シチュエーション
コロナ騒動下のある日のできごと
オーナーの声は更衣室にも聞こえていました・・・
陰徳陽報
いんとくようほう
人知れずに善行を積むことで、必ず良い報いを得るものだという四字熟語になり、「陰徳(いんとく)有れば陽報(ようほう)有り」の略になります。 「陰徳」は隠れた善行。「陽報」は表に表れる善い報い。
ひとこと
昨今SNSが盛況だという。同時に承認欲求を満たすはけ口としての機能も果たしていると云う。
善行をまるで作品であるかのように誇り、注目を集めるのだとか。
ところで、善行とはどういうものでありましょう。
それは読んで字の如し「善」の行動他なりません。それは自他共に、たとえば何かを綺麗にすることも実はその1つです。綺麗にすることでそれを見る者が爽やかな気分になるからです。最も一番最初に見る者はあなたになりますから、あなた自身を爽やかにしてくれるわけですね。
ただただ誰にも気づかれないまま善行という糸を編む精神性を養う。その者は知ってか知らずか、やがてそれが最も優れた報いとなって返ってくるに至る。まさに美徳の発芽であり、その芽は育ち花となるのです。
シチュエーション
あるお客様が何かを知ったらしく・・・
こずえちゃんがボランティア活動だなんて・・・本人からは一度も聞いたことがないのよね・・
彼女は雀の涙程度の報酬で、かれこれ3年ほどボランティア活動をされているようですね。会長いたってのご希望で、今度はこちらがボランティアする番だな!と息巻いておられましたが、あいにく会長のご体調があまりよくなく、恐縮ですが私が代理で足を運びました。会長からの伝言なのですが、これらは聞いてないことにしてくださいとのことです。
数分後・・・
こずえさんシャンパンはお好きですか?
さあいただきましょう乾杯!
今、こずえさんの身に何が起きたのか・・・本人は知る由もない。
陰徳陽報という現象が実際のカタチとなったことを知る者は限られている
品行方正
ひんこうほうせい
1つ1つの行動がしっかりしていること。
また身持ちがよく、一貫性があり、お手本となるような立ち振舞いができることを指す四字熟語になります。
ひとこと
現代社会において、品行方正といっても、メディアで見かけることができるのは演じられた品行方正か、はたまた真実の品行方正か。
裏での行いは全くのでたらめの「品行方正」という人もいるとかいないとか。
意識しなければ品行方正を保てないというのなら、それは真の品行方正にあらず。意識せずとも品行方正を兼ね備える人物であることが理想ではないでしょうか。
シチュエーション
接客にて
顔ゆるむじゃないのお
それはそうと、席まで案内してくれた黒服さん、感じ良かったなあ。彼みたいな子は、うちの企業でも使えそうなんだよな。
天真爛漫
てんしんらんまん
飾らず自然のままの姿であるのに、明るさや華やかさがあふれ出ている人物のことを意味する四字熟語。生まれたままの素直な心そのままで、明るく無邪気、まさに純真そのもの。
「天真」は純粋な性格のことで、「爛漫」は自然のままに輝き現れる様子を意味しています。
ひとこと
無邪気はいわば神聖でありましょう。
不満や愚痴は、可愛い純真な女性の使う言葉にあらず。
周囲の人たちを明るくし、無邪気で可憐な振舞いは多くの人を魅了してやみません。
明るく可憐な表情は、そばにいる人を和やかな気持ちにさせ、安心感を与えてくれます。
「天真爛漫」という特質を備えた人は、その明るさを与えようと意識しているのではなく、ごくごく自然に邪気の無い振舞いとなって、人々が自然に惹かれていくのではないでしょうか。
貴女は天真爛漫であるかもしれませんね。
シチュエーション
接客にて
OOKAWARAさんったら、めずらしい。
そうだなあ天真爛漫。異論はないだろママ?
しっかりと王子に守っていただくのですよ。
明朗闊達
めいろうかったつ
明るく朗らかで、小さなことにこだわらない人物のこと。
「明朗」とは性格が明るく、影がなく気分がこだわりなく明るい意味。「闊達」とは、心が広く、小事にあくせくしてこだわらない意味。
ひとこと
明るく朗らかな性格は、人に心地良い気持ちにさせ、穏やかにしてくれでしょう。これは接客業に求められる資質の1つと言えるでしょう。
心に浮き沈みがなく、地に足がついたように、どっしり構えているからこそ、小さなことにはクヨクヨしたり、じめじめとこだわり続けない姿勢は、見ている者達を清清しい気持ちにさせてくれます。
とかく接客業では、人間関係が難しいと感じる人もいるようです。しかし本当にそうでしょうか?こだわりを捨てたときに、それまでに見たことなかった新しい人間模様があるはずです。
シチュエーション
オーナー関連の接待
誰か対応できる子いないかなあ?しかもベテランの子ではなく、できれば新人さんのヘルプの子で物怖じしない子がいいねえ。
明朗闊達でいつでもカラッと明るいですから。
君はなぜ働いているんや?
君はなぜここにいるんや?
君は何者なんや?
・・・噂は本当なのか・・変人というのは・・
それから約30分後・・・
私でよければ、意地悪な質問も全部受け止めさせていただきますわ~
ま、癖やから許したってや。お詫びに明日などディナーなんかどうかの?
というわけやから、オーナー、明日席取っておいてや。
ワイはムートンしか飲まれへんから、準備しとくんやで。
あ、それから流石はオーナーやね。こんなにええ子おるちゅうことは、オーナーの手腕やわ。
承知致しました。
(しかし彼女は、明朗闊達というよりは、ドMっていう見方もできなくもないなあ・・)
海闊天空
かいかつてんくう
どこまでも広がる青い空に青い海。壮大な大自然が与えてくれる開放感。
これら美しい景色を見て喜びに胸打たれるのは、現代も昔も変わらないはずでしょう。広い海、晴れわたる空を四字に表した「海闊天空」は、読んで字の如し、明るく大らかで、気持ちの良い性格の人を指しています。
ひとこと
海のように広大な心持ちは人を癒すばかりではなく、実は自分自身にも開放感を与えてくれるのです。
ギスギスしがちな現代社会において、大らかでいることは何よりも難しく感じられるでしょう。なぜなら小さなことを足し算で考えればこそ、それはやがて降り積もり、それは心を覆い尽くそうとするからです。
しかし、自然を見れば、雲っていたかと思えば、あくる日には青い空があり、不穏な空気漂う嵐の海も、あくる日には青い海が広がります。
まさに不安は曇りであり、嵐は邪念にたとえられ、自然を見ればそれらは何処へいきましょうや。
あなたの中に「海闊天空」は存在しているのです。
シチュエーション
接客にて
青い空、青い海のように心の広い、るかちゃんだからこそ僕にチャージすることができるんだ。
(MACHIDAさんこそ壮大で、海闊天空を思わせてくれる方だわ)
鮮美透涼
せんびとうりょう
鮮やかで美しく透き通っていることを意味し、このような状態を、人の心になぞらえれて可視化した四字熟語です。また、この心の状態は、清い心を連想させ、邪気の無い明るい人を表す言葉としても用いられます。
ひとこと
美しさとはなんでしょう?目に見えるものだけでしょうか?
肉体だけでしょうか?美しさは心にも宿り、言葉にも、表情にも、仕草にも、全てに宿るものなのです。
日頃からどのように過ごし、どのように考え、どのように思い、どのような視点かよって、人の心の透明感はまるでクリスタルのように曇りがありません。
明るくて純粋な雰囲気を纏う人を、相対する人は特別視したくなるのです。
なぜなら美しく透明感のある人が尊いからです。
接客業に限らず、どのような業界であれ、鮮美透涼なる逸材をトキの権力者が放っておくはずがありません。
シチュエーション
来客前のほんのひととき
麻衣子さんの友人の。
人ごとのように聞いているみたいだけど、貴女も才能があるんだから、ちゃんと自覚するのよ?
一言芳恩
いちごんほうおん
相手からの些細な気遣いにも、感謝できることを意味する四字熟語になります。
ひとこと
感謝というのはいったいどうして必要なのでしょうか?
それは、究極的に言えば、全てをこの世から与えられているからです。
しかし、その与えられていることに気づくことなく過ごしている人は多いようです。相手から受けるちょっとした気配りに感謝することで、そして「ありがとう」という一言でお互いの心が温まりませんか?
大切なことは、ムリに感謝することなどではなく、感謝できる体質になることです。
与えられていると気づけばこそ、気持ちが満たされる性質を人は持っているからです。
一方で、不足感ばかりを感じていれば、どのような心境となるでしょうか?どこか暗く眉間にシワを寄せるばかりの険しいお人柄ととして、カタチづくられるのではないでしょうか。
せっかく銀座のクラブで働いているのに、このような暗いお人柄を見かけることがあります。なんとも悲しいことではあります。
シチュエーション
仕事前の更衣室にて
私、いつも見てて思うけど、ヒロちゃんはセンスが良いんだから大丈夫だよ!
自信もっていいんだよ!
わ~ん涙
何気ない、日々のちいさなちいさな一言芳恩が、その後の人生を豊かにするのは間違いない