シャトー・ペトリュス 誕生秘話!銀座のクラブでも超絶人気・世界的最高級ワイン

シャトー・ペトリュス 誕生秘話!銀座のクラブでも超絶人気・世界的最高級ワイン

シャトー・ペトリュスはフランスを代表する最高峰ワイン

シャトー・ペトリュスの生産量は、年間4500ケース(約54000本)に限定されており、その希少性は随一を誇る。

貴女は明日、このシャトー・ペトリュスと遭遇するかもしれない。

それはまさに未知との遭遇。

1898年以前はメドック格付けに載ることのない、ただの赤ワインでした。

しかしその赤ワインこそ「驚くようなポテンシャルを秘めた奇跡の赤ワイン」でした。そこら中にあるただの赤ワインと思われていた小さな存在は、今や世界中に広まり100年の間に、それよりも長い歴史を誇る5大シャトー(シャトー・ラフィット・ロスシルド、シャトー・マルゴ、ーシャトー・ラトゥール、シャトー・オー・ブリオン、シャトー・ムートン・ロスシルド)をしのぎ、現在最高ランクのワインとして格付けされているのです。

そのワインの名は「シャトー・ペトリュス」

現在ペトリュスは高級ワインの頂点の一角となり、市場価格はリーズナブルなものであっても60万円は下らないはずです。そして今後も価格は上昇するでしょう。

このように世界的に絶賛されているワインの誕生秘話を知っておくことで、「シャトー・ペトリュス」との出会いはよりドラマティックになるのではないでしょうか。

驚きのワインとの遭遇によって、貴女は心躍らずにはいられないはずです。

銀座の高級クラブで飲まれているシャトー・ペトリュスのドメック格付け

せっかく銀座の高級クラブで働くのですから、赤ワインの素晴らしさを知ってみてはいかがでしょうか。なぜなら何も知らないまま「シャトー・ペトリュス」を味わうのは、あまりにももったいなさすぎるからです!

ペトリュスとは?

ペトリュスとは?

最高評価のワインを誕生させてきたポムロールは最も小さな地区の1つとして数えられる。その中心に位置し、最高級のテロワールを持つ「シャトー・ペトリュス」。メドック格付け1級の5大シャトーを凌駕する高評価を受けており、限られた生産量から非常に高価なワインとしても有名です。

「シャトー・ペトリュス」は「シャトー・ル・パン」とならび、今やポムロール地区を代表する二大高級ワインです。

シャトー・ペトリュス

2010年以前のペトリュスに使われていたブドウはメルロー95%、カベルネフラン5%のブレンドでした。

2010年以降からはメルロー100%となっています。

また、2010年以前のヴィンテージによっては、ブレンドの比率は変わっており、カベルネフランがほんの僅かというブレンドもあります

メルローを使って造られるワインは、早熟でミディアムボディに仕上がる傾向があり、「シャトー・ペトリュス」は数十年長期の熟成が必要なワインと言われており、最低でも10年の熟成期間が必要です。

十分に熟成された「シャトー・ペトリュス」の味わいは、一言では語り尽くせないほどの芳醇な香りと複雑さを感じさせ、飲んだ人を虜にします。

ペトリュスの歴史

ペトリュスの歴史

シャトー・ペトリュスの歴史について解説します。

「シャトー・ペトリュス」という名前はキリストから天国の扉の鍵を開けた12使徒の長である聖ペテロの意味とされています。

最初に所有していたのはアルノー家。
当時シャトー・ペトリュスは、メドックから遠く離れたポムロールという田舎にあり、メドックの格付けをされていませんでした。

現在、長い歴史と伝統を持つ五大シャトーを凌ぐ最高価格のワイン「シャトー・ペトリュス」。

この事実は非常に驚異的です。

1898年

パリ博覧会で見事金賞に輝いたのがきっかけで、人々の注目を集めたシャトー・ペトリュス。

シャトー・ペトリュスに魅入られたエドモンド・ルパ(マダムルーパ)がペトリュス株を購入し、シャトー・ペトリュスの単独オーナーになりました。
これがシャトー・ペトリュスの物語の始まりです。

1920年代~1930年代

ペトリュスは比較的無名のワイナリーで、地元で消費されることがほとんどでした。

マダム・ルーパは、シャトー・ペトリュスのポテンシャルに自信があり、当時の5大シャトーと変わらぬ高値を付け、決して安売りしませんでした。

そして、マダム・ルーパはペトリュスの魅力を広げるために、パリや英国、アメリカに持っていき、販路をどんどん拡大していきました。

1945年

ペトリュスは初めてフルボトルでのワイン販売を開始しました。

1947年

シャトー・ペトリュスの販売をジャン=ピエール・ムエックスへ依頼

著名なワイン商であるジャン=ピエール・ムエックスがペトリュスの独占販売権を取得し、その評判を高めるためのマーケティングを行いました。

その後、販路はどんどん拡大していきました。

1961年

1961年のヴィンテージがこれまで以上に高い評価を受け、その評判を決定的なものにしました。

同年、ペトリュスのオーナーであったマダム・ルーバ(Madame Loubat)が亡くなり、彼女のペトリュスの所有権は、彼女の姪と甥、そしてジャン=ピエール・ムエックスの間で3分割されました。

・マダム・ルーバの姪であるリリー・ラコスト=ルーバ(Lily Lacoste-Loubat)
・マダム・ルーバの甥、リニャック(Lignac)
・ワイン商であるジャン=ピエール・ムエックス

1960年代

ニューヨークの人気レストランであるル・パヴィヨンのオーナーへのプロモーションが成功し、ケネディー、ロックフェラーといった多くのセレブに愛され、シャトー・ペトリュスは一気にステイタスシンボルへとのし上がっていったのです。

1964年

フランスの著名な醸造家であったジャン=クロード・ベルーレ(Jean-Claude Berrouet)が正式にペトリュスに参加し、以後長年にわたってシャトー・ペトリュスの醸造責任者となります。

彼は、ペトリュスの自然な特徴を最大限に引き出すことを重視しました。

ちなみにジャン=クロード・ベルーレ(Jean-Claude Berrouet)は、ペトリュスだけでなく、ボルドー地方の他の多くのワイナリーのワイン作りにも関わっており、彼の醸造技術は世界中のワイン愛好家や専門家から高く評価されているほどです。

同年、ジャン=ピエール・ムエックスがペトリュスの共同所有者であったマダム・ルーバの甥であるリニャック(Lignac)の保有する株式を買収しジャン=ピエール・ムエックスはペトリュスの支配力をより一層高めたわけです。

1969年

1969年にリリーが持っていたシャトー・ペトリュスの株式がムエックスに売却され、その後の2001年にムエックスが正式にペトリュスの単独オーナーとなりました。

ペトリュスは、隣接するシャトー・ガザンから土地を買収して、自社の畑を7ヘクタールから11.4ヘクタールに拡大しました。

1973年

新たにグリーンハーヴェスト農法を導入しました。

グリーンハーヴェスト(間引き収穫)とは、ブドウの房の中で成長が遅れているものや、品質が劣ると考えられるブドウを早い段階で摘み取る農法のことです。

また収穫時に雨がたくさん降った日や、特に雨が多いシーズンや収穫前に大量の雨が降った際には、ブドウが水を吸いすぎて品質が落ちるのを防ぐために、ブドウ樹の上にヘリを飛ばし、風圧でブドウについた雨水を飛ばしたのです。

このような非伝統的な方法は、革新的な方法でした。

当時ここまでする生産者はいなかったと言われています。

1980年代

ペトリュスは独自のクローニングプログラムを開始します。

植え替えの際に自社のブドウの木を保護し、増やすことに取り組みました。既存のブドウの木から選ばれた切り枝や苗を用いて、新しいブドウの木を栽培したのです。この方法によって、親木と同じ遺伝的特性を持つブドウの木を得ることができ、品質の一貫性とワインの特徴が保たれます。また、病気や害虫に対する抵抗性があるブドウの木を選択することも可能です。

世界的ワイン評論家として活動していたロバートパーカーによって「ペトリュスはもはや神話の象徴である」と大絶賛したことで、シャトー・ペトリュスはさらに不動の地位を確立していくわけです。

2010年

以前のペトリュスはブドウ品種の比率については、メルロー種が約95%、カベルネ・フランが約5%だったとされています。
2010年からはカベルネ・フランが除去され、ペトリュスは100%メルロー種のみを使用しています。

いかがだったでしょうか。

「シャトー・ペトリュス」の軌跡。
これほどの、ワインと出会うことは非常に価値があることだと思いませんか?

ペトリュスの生産地

ペトリュスの生産地

シャトー・ペトリュスはフランスのボルドー地方、ポムロール村にあるワイナリーです。ポムロールはボルドーの右岸に位置し、メドック地区から北に約50キロメートル離れた場所にあります。このエリアは小規模ながら独特なアペラシオンとして知られています。

ポムロールの気候は、温暖で風が強く、時には雨が多いことが特徴です。これは収穫期において、ブドウの味に変動をもたらす可能性があります。

ペトリュスの畑は、その11.5ヘクタールの広さにもかかわらず、ブドウの高品質に細心の注意を払っています。未熟なブドウを取り除くグリーンハーヴェストを行い、房全体に栄養を行き渡らせているため、完熟したブドウをワイン製造に使用しています。畑の土壌は粘土質で、メルロー種のブドウに適した条件を提供しており、ペトリュスの特徴あるワインを生み出しています。

ペトリュスの土壌

ペトリュスの土壌

シャトー・ペトリュスの土壌は、特にその粘土質が有名です。特徴的なのは、「スメクタイト」と呼ばれる膨潤性のある黒粘土が表土に存在することです。この粘土質の表土は、ブドウの成熟に非常に重要。スメクタイトは適度な水分を保持できるため、メルロー種の栽培に理想的な環境ができるからです。また、ペトリュスの畑はポムロールの丘にあり、周囲の畑に比べて砂利の含有量が少ないことが特徴的です。砂利が少ないことでブドウの樹がしっかりと水分補給でき、長期間の日照りと乾燥に耐えることができるのです。

この独特の土壌構成が、ペトリュスのワインの特性に大きく寄与しています。

ペトリュスの味わい

ペトリュスの味わい

シャトー・ペトリュスは、2010年以降100%メルロー品種を使用しており、その力強さと濃厚な果実味、そしてまろやかなタンニンで一世を風靡しています。このワインは熟成が進むとともに、その香りが革や湿った土、さらにはトリュフの官能的な香りへと変化し、その結果、味わいがより深く複雑さが増すのです。

市場に出回るペトリュスは通常、最低でも10年以上の熟成期間を経ており、この長い期間によって若い時のフレッシュなベリー、ジャム、ローズの香りから、土やトリュフの深みのある香りへと、その香りは美しい進化を遂げます。

さらに、長期熟成を経ることによって、メルロー特有の円熟した甘さとバランスの取れた味わいが一層際立つようになるのです。これらの特性は、シャトー・ペトリュスが世界中のワイン愛好家から絶大な支持を受けている理由の一つと言えるでしょう。

シャトー・ペトリュスと相性がいい料理

シャトー・ペトリュスと相性がいい料理

「シャトー・ペトリュスと料理 最高のマリアージュを探る」

銀座の高級クラブで働いていれば、同伴出勤で高級レストランに行くことは珍しくはありません。

シャトー・ペトリュスはその深い果実味と柔らかなタンニンで知られ、特に牛肉料理との相性が抜群です。ジューシーなステーキ、風味豊かなローストビーフ、トマトベースのミートボール、ハンバーグなどと一緒に楽しむと、その魅力が一層引き立ちます。

さらに、ゴルゴンゾーラをはじめとする濃厚なチーズ料理との組み合わせも素晴らしいマリアージュを生み出します。チーズの濃厚な風味がペトリュスの滑らかなタンニンと絡み合い、複雑な味わいを引き出します。

特に、牛肉とトリュフを組み合わせた料理は、ペトリュスの豊かな味わいを一層引き立ててくれます。

また、長期熟成によりトリュフのアロマが引き立つペトリュスは、トリュフを使用した料理やパスタ、リゾットとの組み合わせもおすすめです。特に、牛肉とトリュフを組み合わせた料理は、ペトリュスの豊かな味わいを一層引き立ててくれます。

ペトリュスの特別なヴィンテージ

ペトリュスの特別なヴィンテージ

ペトリュスは多くの特別なヴィンテージを生産しており、特に注目すべき年は1929年、1945年、1947年、1961年、1964年、1982年、1989年、1990年、2000年、2005年、2009年、2010年です。ワインは豊かさ、力強さ、濃縮度で知られ、しばしばチョコレート、トリュフ、スパイス、完熟した黒い果実の風味があります​。

1945年のシャトー・ペトリュス市場価格120万円~200万円

1945年のシャトー・ペトリュス
市場価格120万円~200万円

第二次世界大戦後の厳しい時代を乗り越え、特別なヴィンテージとして誕生!この年のペトリュスは、その卓越した個性と深みのある味わいで高評価を受けています。戦時中の制約と復興期の挑戦を乗り越え、驚くべき品質のワインを生み出したことは、ペトリュスの揺るぎない品質を証明しています。この1945年ヴィンテージは、その歴史的な背景と優れた品質により、ワイン愛好家やコレクターの間で非常に価値あるものとされています。

1961年のシャトー・ペトリュス200万円~400万円

1961年のシャトー・ペトリュス
200万円~400万円

バランスが絶妙で洗練された味わいを持つ、特筆すべきヴィンテージ!この年のペトリュスはその微細な構造と豊かなアロマが一貫して高評価を受け、時間が経つにつれてその品質はさらに洗練していきます。熟成によっては、複雑かつ微細な味わいが際立ち、ワインそのものの深みが増すことでしょう。この1961年ヴィンテージは、ペトリュスの非凡な品質を象徴するもので、その滑らかなタンニンと洗練された果実味は、ワイン愛好家にとって夢のような体験となるでしょう。

1982年のシャトー・ペトリュス90万円~300万円

1982年のシャトー・ペトリュス
90万円~300万円

豊かな果実味と柔らかなタンニンが鮮やかに特徴付けられたヴィンテージ!そのバランス感は絶対的なものとして評価されています。熟れた果実のアロマが鮮やかに広がり、繊細かつ豊かな風味が絶妙にとけ合います。1982年ヴィンテージは、ペトリュスの典型的な特徴である深みと複雑さを見事に表現し、その卓越した品質により、ワイン愛好家やコレクターから圧倒的な評価を受けています。時間が経過することで、さらに洗練された味わいと成熟した風味が引き立ち、その魅力は増すばかりです。

1989年と1990年のシャトー・ペトリュス70万円~200万円

1989年と1990年のシャトー・ペトリュス
70万円~200万円

幾度となく奇跡を連続できる優れたヴィンテージ!特に1989年のヴィンテージは、力強い風味と長い余韻で圧倒的な存在感を放っています。この年のワインは、豊潤でリッチな果実味と繊細なタンニンが見事に調和し、長期熟成により味わいが一層増しています。1990年のヴィンテージもまた、同様の高品質を誇り、両年ともペトリュスの卓越した製造技術とテロワールの特性が見事に表現されています。

2000年のシャトー・ペトリュス100万円~200万円

2000年のシャトー・ペトリュス
100万円~200万円

新世紀の幕開けを飾る象徴的なヴィンテージ!その高い熟成ポテンシャルと時間とともに深化する豊かな味わいが魅力です。これは、濃厚な果実の芳香と堅牢な構造を持ち、熟成することで洗練され、複雑な風味が引き立てられます。このヴィンテージは、その変化を長期間楽しむことができる、まさに特別なワインと言えるでしょう。

ペトリュスのセカンドワインはあるの?

ペトリュスのセカンドワインはあるの?

高名なシャトー・ペトリュスはセカンドワインを生産しないという方針を持っています。これは、グリーンハーヴェストという技術を用いて、品質を確保するために必要なブドウだけを厳選して収穫するからです。その一方で、ペトリュスのオーナーが所有するカリフォルニア州ナパヴァレーのドミナスエステートでは、全く異なるアプローチを取っています。

ここでは、「ドミナスカベルネソーヴィニヨン」と呼ばれるカベルネソーヴィニヨンを主体としたワインを生産しています。

このワインはペトリュスとは異なるスタイルを持っており、豊かな果実味と風味が特徴的です。また、比較的早い段階で飲み頃を迎えるという特性から、多くのワイン愛好家にとっては手軽に楽しむことができるワインとして知られています。

銀座の高級クラブに「シャトー・ペトリュス」はラインナップされていますか?

銀座の高級クラブに「シャトー・ペトリュス」はラインナップされていますか?

「シャトー・ペトリュス」

もちろん大半の高級クラブでラインナップされてございます。

このワインはヴィンテージによって価格が変動します。ヴィンテージ、つまりその年の収穫状況や天候によって、価格は大きく変わることがあり、シャトー・ペトリュスはその品質から、最低でも100万円~300万程度は見ておくべきではないでしょうか。

また、高級クラブでは数名でワインを飲むことになりますので、「その一杯」が非常に高価であることは言わずもがなでありましょう。

まとめ

まとめ

ボルドーの田舎のどこにでもあるような町で育ったペトリュスは、かつてはワイン愛好家の間であまり注目されていませんでした。しかし、パリ博覧会での成功がその地位を一変させ、一躍注目のワインとなります。それが「シャトー・ペトリュス」が世に放たれる瞬間でした。

ペトリュスの味わいは、その熟成によって引き立てられます。熟成が進むにつれて、若いペトリュスのボトルは豊かな風味と複雑さを発展させます。数本のペトリュスを購入し、年単位でその熟成の度合いを楽しむ富裕層が多いことは確かです。人生と共に成長し変化するワイン「シャトー・ペトリュス」

価値あるヴィンテージとの出会いは、きっと奇跡的な人生経験となることでしょう!

その独特の風味と熟成の美しさを味わうことで、ワインの真髄というものを理解することができるかもしれません。ここ銀座のクラブで。

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