キャバクラと銀座のクラブの指名システム｜係り制と指名制などを比較

キャバクラで働きながらも、高収入な世界を目指したい方もいるのではないでしょうか？

銀座の高級クラブは、魅力的な職業です。自由な働き方と個人プレーが特徴のキャバクラとは異なり、高級クラブはチームワークを重視し、安定した収入とキャリアアップが期待できます。

しかし、責任や人間関係といった課題もあるのが事実。この点を気を付けなくてはいけません。

この記事では、キャバクラと銀座高級クラブの違いを比較し、貴女にぴったりの職場を見つけるためのアドバイスをします。

近年キャバクラから銀座高級クラブへの移籍が急増

「銀座のクラブって、なんだか敷居が高い…」そう感じている方も多いのではないでしょうか。

ご相談にお越しになられた女性の70％以上が銀座のクラブへの移籍はなんとなく敷居が高く感じ、移籍を躊躇ってしまっているようです。

しかし、銀座のクラブは客層も良いです。ハイレベルな世界でチャレンジする価値はあると思います。

どちらの環境が自分に向いているのかの見極めが必要です。

キャバクラより高級クラブの方が仕事の難易度が高く感じると思いますが、あながちそうでもなかったりします。キャバクラで働いているけれど、どこか物足りなさを感じている方は検討してみても良いでしょう。

【銀座高級クラブシステム】係り制とキャバクラ指名制の違い

システムの違い

銀座高級クラブに限らずクラブという名称が付くお店では、ほとんどが「係制」というシステムを採用しています。係制(担当制とも呼ばれる)は永久指名制とも言われています。

因みにキャバクラの上位版である、ニュークラブも指名制です。

永久指名制は、一度担当したお客様は、よほどのことがない限り、ずっと自分の担当客となります。係としての権利は揺らぐことはありません。

もちろんそのお店にAさんというお客様が、初の来店となることが条件となります。

係・かかり（担当）になる条件

銀座の高級クラブで「係」になるためには、一般的に以下の条件を満たす必要があります。

新規のお客様を紹介してボトルキープしてもらう

貴女だけの人脈から派生したお客様が貴女が働くお店に初めて来客し、かつそのお客様がボトルをキープしそのお客様等がお会計を済ますこと。 当日から貴女が係となります。

お客様からの強い要望で同伴し信頼関係を築く

すでに店のお客様であるがお客様の強い要望の末、同伴出勤を複数回数(店舗の規約による)こなしそのお客様等がお会計を済ますこと。お店の判断により貴女が係となります。

前任者の引き継ぎを受ける

以前からそのお客様を担当していたママやホステスさんが退職する場合、お客様による要望と引退者及び退店者及び店舗責任者から、指名及び引継ぎ指名によりお客様の係としての権利を譲りうけるもの。 貴女の承諾により貴女が係となります。

ママからの推薦を受ける

もともとママのお客様であったが、ママの推薦によりお客様の係としての地位を譲りうけるもの。貴女の承諾により貴女が係となります。

責任が伴うクラブの係

係になると、お客様の来店した売上は成績を判断する基準数値となります。この売上の数値によって、貴女がどれほどお店に貢献しているのかを示すこととなります。

しかし、係になることは、メリットだけでなく、大きな責任も伴います。

難易度の高いお客様となれば、当然顧客管理も含めお客様の要望は多岐に渡ります。ビジネスシーンでの接待や、複数人での同伴など、状況に応じた対応が求められます。

アフターなどの人員確保や、場合によってはゴルフなどの付き合いもあるかもしれません。係となることは片手間でアルバイト感覚で働こうと考えている女性にとっては難しく感じることもあります。特に係となるお客様の組数が増えれば当然仕事量は倍となるでしょう。

難易度の高いお客様だからこそ、1ヶ月間の売上も決して少なくはないはずです。当然仕事を完遂できれば翌月のお給料は期待して構いません。

ただし、自分のキャパシティを超えた仕事量になれば、どんなにお給料が高いとしても負担でしかなく、そんな状態であれば間違いなくデメリットと感じるかもしれません。

キャバクラはさまざまな接客スタイルで働ける女性に向いているようです。一方、高級クラブは、チームワークを大切にし、お客様との深い関係性を築きたいという方に向いています。

どちらを選ぶかは貴女次第です！

キャバクラは自由に指名を替えることが可能

キャバクラ、ニュークラブでは、お客様との関係性を深めるために、指名制というシステムが広く採用されています。

指名制には主に2種類の指名制があり、指名制とフリー指名制があります。

指名制は大半のキャバクラは本指名以外のヘルプについているキャストからのお客様に対して、一切の名刺を渡すことを禁止しています。複数人でお越しのお客様の場合、名刺交換を希望された際には、本指名のキャストに相談し、対応を待つことが一般的です。

キャバクラの店舗によってはさまざまな独自のシステムを取り入れていますので、上記の内容に必ずしも添っているものではありませんがほとんどの内容が共通しています。

一方、フリー指名制はお客様に自由に名刺を渡して良いというシステムです。

こういったシステムを採用しているキャバクラは、お客様からの継続した本指名を獲得する難易度がやや高い仕事と言えるでしょう。

クラブは自由に指名を変更することができない

クラブでは、指名を自由に変更することはできません。しかし、本指名を獲得しやすいという特徴も持ち合わせています。この特徴をメリットと捉えるか、デメリットと捉えるかは、あなた次第です。

これらの指名制に共通しているのは、給与がポイントの数値基準によって変動することです。

たとえば･･･

キャバクラの世界では、今日の本指名が明日も続くという保証はありません。

だからといって銀座高級クラブのように永久係制だとしても、お客様が指名している女性を気に入らなければ、来店しなくなるでしょう。

このような状況の中、ナンバークラスのキャストとして長く活躍し続ける女性は、並外れた能力を持っていると言えるでしょう。それはいわば、企業秘密のようなものです。

キャバクラはどちらかというと、終始お客様のみに気を配ることが仕事となりそうです。自分のみの営業努力により獲得される要素が強くなるようです。

高級クラブは働いているママや同僚先輩ホステスさんにも気を配ることが多いようです。その反面、人間関係を構築しやすく同伴や席に呼ばれることに繋がるでしょう。

キャバクラのようなフリー指名制は新人さんに有利？

係制と指名制は単にシステム面だけにとどまらず、接客スタイルも大きく異なります。接客営業に関しては単に外側から見れば同じように思われるかもしれませんが、実は大きく異なっているのです。

ニュークラブと呼ばれる場所では、フリー指名制という特有のシステムがあり、これは新人さんにとって有利な面があると考えられます。

高級クラブのヘルプになると接客するお客様はほとんどの場合、係となるホステスさんがいます。

例えば、お客様を怒らせたり退屈させてしまった場合、特定のホステスが厳しく指導されることもありますし、そのホステスが接客できなくなることもあるかもしれません。

こういったことは少なからずキャバクラにもありえない話ではありませんが、高級クラブの方が多いようです。

さらに、高級クラブでは団体での来店が多く、その際には全員に気を配ることが求められます。

1対1の接客が中心となるキャバクラと違い、団体相手の接客に向いていないと感じる方には難しい環境かもしれません。キャバクラでは、マンツーマンの接客が基本で、全体を巻き込んだ会話はあまり必要とされません。

高級クラブは本指名を得るのに時間を要するかもしれませんが、得てしまえば係りとしての権利は永久となるシステムです。
そこに魅力を感じるかどうかは貴女次第です。

クラブはホステスさんに権利をより明確にしている

ところで高級クラブでやや人気が高くなってくると、ヘルプ周りといった流れの動きとなります。

ヘルプ周りとは、各席で自己紹介を行いながら挨拶をする一連の動きのことを指します。古い言い方になりますが【ヘルプの花】とよばれるようなものになります。

いわゆる「スーパーヘルプ」が誕生する瞬間です。 この役割を果たすホステスは、価値が非常に高くなった女性ということになります。

スーパーヘルプになると、特定のお客様に縛られることなく、どの席でも接客が可能となります。これは、ヘルプ周りの特性を最大限に活用し、さまざまなお客様に自分の存在をアピールできるというメリットがあります。その結果、相乗効果でさらに貴女の価値が急上昇するかもしれません。

このようなスーパーヘルプの立場は、時に係のホステスやママよりも強い影響力を持つこともあります。人気のあるホステスは、お店からも重要視され、給料の昇給が見込まれます。

例えば、基本日給に5,000円から10,000円の昇給が加わることもあります。もちろん月給ではなく貴女の基本日給に加算となります。

まとめ

キャバクラと銀座高級クラブは、それぞれ魅力が異なります。

外から見ると、クラブもキャバクラも同じように映るかもしれませんが、極端な話、サッカーと野球ぐらいの違いがあります。

キャバクラで本指名を目指しアイドルのような存在になるか、高級クラブでスーパーヘルプとして独自の地位を築くかは、ホステス次第です。

貴女にとって最適な職場を見つけて、新しい一歩を踏み出しましょう。