サントリーVSニッカ 銀座のクラブでよく飲まれている標準的なウイスキー特集

サントリーVSニッカ 銀座のクラブでよく飲まれている人気のウイスキー特集

銀座の会員制高級クラブでよく飲まれている茶色のお酒と言えばジャパニーズウイスキー

明確になっている最古の記録によると、現代のウイスキーのルーツは13世紀のイタリアからはじまったと言われています。

一方で、裏付けに乏しい記録をみると、最古の蒸留アルコール精製は、8世紀の中東とも言われていますが定かではないようです。

15世紀になると、アイルランド、スコットランドに蒸留技術が伝えられ、今のウイスキーの元となっています。当時のアルコール蒸留は、もっぱら薬用目的で「命の水」と呼ばれていたそうです。

そんな歴史をもつウイスキーですが、日本を含め世界中で飲まれているお酒であることはご存知でしょう。

そして、銀座の会員制高級クラブ、キャバクラをはじめどのお店でも飲まれているのです。

そんな、よく聞くウイスキーの中で日本を誇るジャパニーズウイスキーの酒造メーカーと言えば、サントリー、ニッカウイスキーは、どちらも長い歴史を持つ会社であり、国際的に認められている高いクオリティを誇るウイスキーを提供していることなのです。

富裕層に飲まれている超高級ウイスキー10選
image
銀座の会員制高級クラブを訪れる富裕層達に選ばれる超高級ウイスキー10選・まとめ限られた富裕層やコレクターやファンに飲まれている超高級ウイスキーをご存知ですか?茶色のお酒ってなあに?と言われれ……
銀座でよく飲まれている人気のジャパニーズウイスキー

国際的に権威ある賞も多く受賞しており、サントリー社、ニッカウヰスキー社が手塩にかけて生み出したウイスキーを求めている愛好家が世界中にいるのです。

DRINKS INTERNATIONAL ANNUAL BRANDS REPORT 2021のWORLD WHISKY部門で、ニッカウヰスキーは6年連続で1位を、そして2年連続でサントリーが2位を獲得しています。

世界のウイスキー製造社同士で競い合う中で、ジャパニーズウイスキーの2大メーカーである、ニッカとサントリーが1位と2位を独占するほどの、世界での地位を確立しているのです。

そんな極上のウイスキーが、銀座の会員制高級クラブをはじめとする日本全国の高級店などで飲まれているのです。

加えてもう1つの共通点は、辛い不況時代をともに乗り越えた仲間であったという点も見逃すことの出来ない事実です。

日本のウイスキーの歴史自体は、世界と比べると長くはなく、せいぜい100年程度になります。

しかし、日本の不況時代をともに乗り越えたという事実は、この2社の偉大な共通点だといえるでしょう。

ウイスキーをウイスキーたらしめる大きな特徴として、ウイスキーは長期の熟成期間を経て完成するという点です。

ウイスキー製造社は、後世で飲まれる長期熟成ウイスキーのために、どんな状況下であっても製造を続ける必要があります。

1991年のバブル崩壊のあおりを受けたとき、サントリー、ニッカはともに苦境に立たされました。

しかし、創意工夫の中、苦労を乗り越えた結果、2010年前後のハイボール人気の波に乗り、さらに2014年の朝ドラ人気の影響で、ウイスキー消費量の大幅な増加を迎えることができ、見事に回復を果たしました。

現在は、サントリーは歴史がより長いということや初めての試みの経験もあって、日本を牽引するメーカーとして広く認められており、そして一緒にウイスキー業界を引っ張る酒造メーカーとしての地位がニッカウヰスキーの役目と言っても過言ではないでしょう。

今回は、二大酒造メーカーが提供する、銀座で飲まれている標準的なウイスキーの数々をご紹介致します。

サントリー

出展:サントリー

サントリーホールディングス

創業年:1899年

創業者:鳥井信治郎
「やってみなはれ」

蒸溜所
大阪府三島郡島本町 山崎蒸溜所 1923年
山梨県北杜市 白州蒸溜所 1973年
愛知県知多市 知多蒸溜所 2015年

主なブランド
響、山崎、白州

銀座の会員制高級クラブでよく飲まれているサントリーのジャパニーズウイスキーと言えば、山崎18年が挙げられるでしょう。

主なコンセプトとしては、日本人の五感に訴えかけるウイスキーを生み出すことです。
五感に訴えかけることで「人との関係を深く」にこだわっているとも言えましょう。

代表作の「響(ひびき)」を紐解いてみれば、日本の四季を24つの季節に細分化をはたしたデザインにし、日本人の繊細でデリケートな味覚に合うよう味を追求、開発したりと、飲まれる人に深く共感を感じてもらえることを大切にした商品コンセプト。

鳥井信治郎氏は、工場の場所にもこだわりをもち、将来的に人々が工場の見学に来れることを想定していたとのことです。

また、サントリーがウイスキーを作るための工場設立には、後のニッカウヰスキーの創業者となる竹鶴政孝氏が大きく関わることになりました。

後年、竹鶴政孝氏はウイスキーへの考え方、そして新たなこだわりをカタチにするべくニッカウヰスキーを創業するのです。

話はウイスキーの工場に戻ります。
鳥井信治郎氏は、スコットランドに近い環境での製造よりも、輸送コストが少なく、消費者が工場見学しやすい利便性の高い立地で工場を建設できるようにと考え、大阪府に1つ目の山崎蒸溜所を建てました。

サントリー創業の志は、「やってみなはれ」

この言葉は鳥井信治郎氏の口癖で、この理念をもとに日本初の本格的なウイスキーの製造など、最先端なことにも取り組んできた会社なのです。

新しいものを生み出す、道なき道を進むという考えをもち、当時は画期的ともいえる、無料で見学できるツアーを組むなど、新しいことを積極的に取り入れる姿勢が評価されました。

酒造メーカーの最先端に立ちながら「サントリーのウイスキーを愛する人」「会社を支える人」を大切にし続けるパイオニア的存在です。

2021年6月現在の蒸溜所の見学は、山崎蒸溜所、白州蒸溜所ともに休止しています。リモートでの蒸溜所ツアーは開催しています。
サントリー展示場

出展:サントリー

創業者の紹介

サントリー創業者である鳥井信治郎氏はとにかく新しいものにでもとりあえず立ち向かうという、「やってみなはれ」の精神を大切にしていました。

20歳の時には鳥井商店を起こすなど、若い頃から大きなことにも取り組んできました。
そして、鳥井商店を立ち上げた彼はウイスキーだけでなく、人も、そして自然も大切にしてその会社を大きくし、サントリーに社名を変更して様々な事業へと拡大していきました。

創業者のチャレンジ精神は、現在も会社全体に引き継がれ、多くの会社との関係を深く持っています。

ニッカウヰスキー・ニッカウイスキー

出展:ニッカウイスキー

ニッカウヰスキー

創業年:1934年

創業者:竹鶴政孝
「パイオニア精神と品質第一主義」

蒸溜所
北海道余市郡余市町 余市蒸溜所 1934年
宮城県仙台市青葉区 宮城峡蒸溜所 1969年

主なブランド
余市、宮城峡、竹鶴

銀座の会員制高級クラブでよく飲まれているニッカのジャパニーズウイスキーと言えば、余市15年が挙げられるでしょう。

こだわりは、スコットランドに近い環境でのウイスキーの製造です。

「日本で本物のウイスキーをつくりたい。」この考えのもと、創業者の竹鶴政孝氏はスコッチ・ウイスキーの本場であるスコットランドでのウイスキーの製造法を目指し、北海道をはじめとした、スコットランドの気候に可能な限り近い場所での製造を大切にしていました。

竹鶴政孝氏は、サントリーで経験を積んだ後に、自身のこだわりを貫くためにニッカウヰスキーを立ち上げ、北海道を拠点にウイスキーを作り始めたのです。

竹鶴政孝氏の品質へのこだわりは、実はウイスキー以外にも及んでいた過去があります。

それはニッカウヰスキーがウイスキーの製造にかかる期間と収益を支えるためにはじめた、リンゴ関連の商品も、品質にこだわりすぎるが故に、高価になりすぎたことで、期待通りの収益をあげられず「失敗」に終わりました。

つまり、良くも悪くも、品質にとことんこだわる人であることがわかります。

創業から100年弱経過していますが、今でも竹鶴政孝氏の品質へのこだわりを大切に、人々に愛されるべきウイスキーを世界中に届けています。

2021年6月現在の蒸溜所の見学は、余市蒸溜所は休止、宮城峡蒸溜所は営業していますが緊急事態宣言対象地域の方は参加できません。
ニッカ、蒸留酒

出展:ニッカウイスキー

創業者の紹介

ニッカウヰスキー社を創業した竹鶴政孝氏の人生のほとんどがウイスキーに注がれたと言っても過言ではないでしょう。後に「日本のウイスキーの父」と呼ばれるほど、日本のウイスキー業界において大きく貢献した人物と知られているからです。

本物のウイスキーにこだわり、本場スコットランドの環境を出来る限り再現し、材料、素材の再現などに尽力しました。彼は「マッサン」という呼び名でも知られており、ウイスキーをテーマにした作品を生み出す際には、モデルとして起用されるなど、日本で愛されている偉人の1人です。

銀座の会員制高級クラブでよく飲まれているウイスキー・ニッカ宮城峡(みやぎきょう)

宮城峡12年

NIKKA 2003年

宮城峡12年は仙台で作られているシングルモルトで、どちらかというとウイスキー独特の刺激は少なめと言われている味わいです。

シングルモルトとは、1つの蒸溜所の原酒のみを使用しているウイスキーです。

よく言えば、他の原酒同士が邪魔せずに、そのものの味を心ゆくまで堪能できるタイプのウイスキーになります。

香りや味わいは、まるでフルーツやスイーツと思わせてくれるような、懐かしい香りがほのかに立ち込めます。

口に含んでみれば、リンゴやベリー系の果実に近い甘さが残り、アルコールのきつさや大人好みのスモーキー感は薄めの印象。

パンチが小さい分、ウイスキーがあまり得意ではない人や、強いアルコールの独特な鼻に差し込んでくるような感覚が得意ではない人におすすめできるウイスキーになります。

ちなみに宮城峡シリーズは、ノンエイジタイプ以外、現在販売終了となっていますので、希少価値が大変高く、通常では見かけることができない逸品なので、もし見つけることができれば、プレゼントとしては最高に喜んでいただけるでしょう。

ただし、甘さが比較的強めのウイスキーですので、甘い系のウイスキーが苦手な人にはあまりおすすめできません。

宮城峡12年は「知られざる名品」とも言われることもあり、見つけることができれば、自身のために購入、もしくはプレゼントにしても粋なチョイスなのではないでしょうか。

銀座の会員制高級クラブでよく飲まれているウイスキー・ニッカ竹鶴(たけつる)17年

竹鶴ピュアモルト17年

NIKKA 2001年

竹鶴ピュアモルトは北海道・宮城のモルトをベースにした大変有名なブランドで、数多くの受賞歴もあります。

国際的にも有名な賞であるワールド・ウイスキー・アワードも、1ブランドで7回も受賞しており、7回受賞はこの賞でも史上初の快挙でした。

それだけ世界から注目されているウイスキーと言えましょう。

竹鶴ピュアモルト17年はあっさり系と言われ、つまりウイスキー初心者の人にも飲みやすいウイスキーと言われています。

多くのウイスキー愛好家が一度は必ず飲んでいるのではないでしょうか。

香りはバニラや芳醇なフルーティーさがリッチに溶け合い、豊かさを感じさせられます。

口に含んだ瞬間はバニラの甘みがほのかに感じられて、続いてドライな味わいと辛みが強く感じられるはずです。

甘さは控えめでさっぱりしているので、ハイボールにすると贅沢な味わいで楽しめます。

複雑でまろやかな味わいというよりは、後味も引き締められており、少しキリっとした印象を感じさせてくれるウイスキーが、竹鶴ピュアモルト17年です。

現在販売されているのは「竹鶴ピュアモルト(ノンエイジ)」のみですので、2020年に既に終売している竹鶴ピュアモルト17年は出回ることも珍しく、かなり品薄の状態です。

そのため、極端に言えば多くのウイスキー愛好家が常に見つけてはストックしているのだとか。

銀座の会員制高級クラブでよく飲まれているウイスキー・ニッカ竹鶴21年

竹鶴ピュアモルト21年

NIKKA 2001年

北海道・宮城のモルトがベースで、竹鶴ピュアモルト21年は2016年に日本で開催された伊勢志摩サミットで提

供された逸品で、各国から集まった首脳たちも、竹鶴ピュアモルト21年を堪能したのです。

21年もの間熟成されていただけあり、飲み応えは味わい深く、酔いしれるほどに・・・。

ちなみに竹鶴ピュアモルト17年よりも熟成期間が4年長い竹鶴ピュアモルト21年は、全く異なる味わいですので、17年とぜひとも飲み比べてみてはいかがでしょうか。

21年ものは、ビターさが残る中にも、よりフルーティーで甘さの濃厚な香りが引き立ちます。

味わいも、より甘さが引き出されおり、まろやかで長く余韻が残る名品。

まるで、これだけでスイーツになってしまうほどのクオリティと満足感で、飲んだ人は至福を感じられるでしょう。

竹鶴ピュアモルト21年も終売していますので、一度逃したら再度出会うのは難しいと言われていますが、お得意様のために、21年を蓄えている酒屋もあるのだとか。

長期熟成ものでクオリティが高く、味としても近年は安定していたため、かなり多くのウイスキー愛好家が、定期的にストックしていると言われています。

銀座の会員制高級クラブでよく飲まれているウイスキー・サントリー山崎12年

山崎12年

SUNTORY 1984年

山崎12年は大阪の山﨑蒸溜所で作られた、芳醇なフレーバーが評価されているウイスキーです。

歴史が比較的長く、酒齢12年以上のホワイトオーク・シェリー・ミズナラの3つの樽から生まれた、人気の高いウイスキーです。

国際的な賞も多数受賞しており、世界から見てもその知名度は大変高く、日本のウイスキーを代表するブランドと言っても過言ではないはずです。

山崎12年の元々の価格はそれほど高くはなく、わずか8,500円でしたが、流通量が大変少ないため、価格高騰が続いており、インターネット上で検索してみれば22,000円以下はまず見つけることはできないでしょう。
(約2.6倍の価格上昇で今後も上昇すると言われています)

これからさらに価格があがったりお見掛けできなくなる可能性もあるので、もし買えるタイミングがあるなら、購入して保管しておいてもよいかもしれません。

飲み方はそのままロックで味わうのももちろん、氷を入れずに水のみで割って飲むのもおすすめです。

水とウイスキーが半々の割合になった時に、最も山崎12年の香りが楽しめるという声もあります。

そのまま味わうと山崎12年独特のスパイシーさ、そして香りが引き立つとよりフルーティーなフレーバーを楽しむことができるでしょう。

銀座の会員制高級クラブでよく飲まれているウイスキー・サントリー響


BLENDER’S CHOICE

SUNTORY 2018年

大阪や山梨、愛知由来の「響 BLENDER’S CHOICE」はノンエイジタイプと言われていますが、実際に使われている原酒の平均酒齢は15年と、濃厚な芳醇さを引き出すには十分な年数になります。

そのため、全体的にまろやかでコク深く仕上がっています。

アルコール感はそこまで強くはなく、鼻をつんと刺していく感覚からは程遠く、心地よい感覚をお楽しみいただける逸品です。

響 BLENDER’S CHOICEはサントリーウイスキーの最高傑作ともいわれるだけあり、香り高く、味わいも複雑で豊かなのです。

同じ響の中でも、比較的甘みの強いもので、ワイン樽の原酒を使っているほどフルーティーです。

桃のような、スイーツのような香りが口の中にほんのり残って、その後ほんの少しの苦みが残ります。

この商品の特徴は、個人的には購入をすることができないとされておりましたが、近年ではインターネットで手に入れることができます。

ウイスキー愛好家からの人気はかなり高いですが、そこまでウイスキーに詳しくない人や、ウイスキーの香りが得意でない人、初心者の人でも「美味しい」との声が。

これらの人たちも十分に楽しめることこそが、このブランドの素晴らしさと言えるはずです。

ノンエイジウイスキーとは
ウイスキーなどのお酒のラベルによく記載してある「5年」「15年」「21年」などがないボトルのことをノンエイジウイスキーと言います。ウイスキーを瓶詰めする工程で、熟成期間や製造年が異なる原酒をブレンドするため、年数等の記載をしていないのです。
銀座の会員制高級クラブでよく飲まれているウイスキー・ニッカ余市15年(よいち)

余市15年

NIKKA 2012年

余市15年は、ニッカウヰスキーの発祥の場所、北海道の余市蒸溜所で丹精込めて作られたウイスキーです。

ジャパニーズウイスキーの中でも、かなり高級な価格帯に入るのが「余市15年」。

国際的賞の受賞などの影響で海外での知名度も高いので、日本国内では比較的手にしやすくても、海外では余市15年を探し求めている人の数は多く、希少価値も高い状態なのです。

加えて、2015年8月で販売終了してしまったために、現在はさらに流通が限られているため希少価値が大変高く、価格も高騰しています。

香りとしては大変豪華で華やかでありながら独特で、口元に近づけると同時に干しブドウのような香りが鼻をくすぐります。

そして、口に入れるとバニラのようなスイーツ的な甘さが感じられ、深みがあってコクのあるウイスキーなのです。

おすすめの飲み方はだんぜんロックとなり、それは濃厚で芳醇な個性を存分に楽しむことができるからです。

特別なプレゼントとして選ばれることも多いのですが、プレゼントにしようにも中々手に入りにくく価格も高騰です。

余市15年を目にする機会があれば千載一遇のチャンス。

銀座の会員制高級クラブでよく飲まれているウイスキー・サントリー白州12年

白州12年

SUNTORY 1994年

山梨県の白州蒸溜所で作られている白州12年は、酒齢12年以上の長期熟成タイプのジャパニーズウイスキーです。

熟成期間が長いので、全体的に柔らかい味わいと口当たりです。

スモーキー感もわずかにあり、風が吹き抜けるような新緑のさわやかな味わいが人気の秘訣の1つです。

この新緑のさわやかさを感じやすいことから、「森香るウイスキー」とも呼ばれることもあります。

フルーティーさもありますが、ベリー系などの甘いウイスキーではなく、すっきりとした柑橘系の香りがします。

瞳を閉じれば、まるで白州蒸溜所がある山梨県のような雄大な自然が広がることでしょう。

あまりの人気によって原酒不足になったがゆえに、2018年4月末に一度生産が中止されていたため、かなりの価格高騰が見られていました。

しかし、2021年3月30日に数量限定で再販されましたので、市場での流通量が一時期よりは増えているものの、今後の価格変動が起こる可能性は充分あります。

銀座の会員制高級クラブでよく飲まれているウイスキー・サントリー響(ひびき)21年

響21年

SUNTORY 2016年

大阪にある山﨑蒸溜所でできた原酒などを組み合わせて作り上げられています。

響21年は、響の中でもかなりの熟成期間を経て市場に出されるため、大変複雑な香りと、角の取れたまろやかな味わいが特徴と言われています。

その複雑な香りの理由は、長期の熟成だけでなく、30種類を超える多彩な原酒を厳選して組み合わせているからと言われ、ウイスキー独特の甘みが強く、桃や干しブドウのようなフルーティーさも兼ね揃えているからなのだとか。

味わいにフレッシュさを求める方よりも、濃くて強く樽の香りが得意な人にお奨めです。

響21年は、伊勢志摩サミットで提供された自信の1本であり、ジャパニーズウイスキーを代表する銘酒の1本として認識されていることがわかります。

その影響もあって、平均的に品質が高いジャパニーズウイスキーの中でも格別なものと知られているため、世界中に響21年を求める愛好家は実に多いのです。

響に特徴的な24面カットと、ケースの高級感によって、プレゼントとしても重宝。

むろんその価格にふさわしい品質であり、プレゼントをされる側の記憶に深く深く刻まれることをお約束致します。

銀座の会員制高級クラブでよく飲まれているウイスキー・サントリー山崎18年

山崎18年

SUNTORY 1992年

山崎18年は大阪の山﨑蒸溜所で作られ、特に奥深い熟成品質が評価されているウイスキーです。

希望小売価格もかなり高い価格帯ですので、実際に手元にめぐってくる頃には一部の人しか楽しめないほどの価格になっているのだとか。

しかし、その値段相応の価値、もしくはそれ以上の価値を口に入れた瞬間に理解できるはずです。

グラスに注いだ時にキラキラと輝く琥珀色の山崎18年。
熟成されたウイスキーが放つ花やフルーツの芳醇な香り。

口に広がるのはそのフルーツのような甘さと、チョコレートのように妖艶な豊かな味わい。
飲み終わった後も、長く続く余韻に酔いしれる。

長期熟成によって生まれた複雑な味わいは、一度口にしたら忘れることができないことで有名です。

飲み方のアレンジ汎用性も高く、どの飲み方でも山﨑18年の良さは消えません。

黒ラベルに金に輝く18年の文字が、その高級さを一層引き立たせてくれます。

終売品でないのに希少性が高いのは、人気が勝っているからだと自信をもってお伝え致します。

銀座の会員制高級クラブでよく飲まれているウイスキー・サントリー白州18年

白州18年

SUNTORY 2006年

山梨県の白州蒸溜所で作られている白州18年は、スモーキー感が程よいと言われている人気のウイスキーです。

白州にはいくつかのラインナップがありますが、さわやかでフレッシュな味わいが特徴のノンエイジの「白州」と比べると、「白州18年」は爽快感が若干残るものの、スモーキー感やウッディ感の余韻が残り、まろやかでコク深いのが特徴です。

味に関しては、ドライさとわずかな柑橘系をかけ合わせた、特徴的で上品な仕上がりが好評です。

デザインからして熟成していることが伝わりやすいラベルを使用しており、他の短期熟成ウイスキーとの格の違いを外観で示しているのだとか。

18年という熟成期間であることで山崎18年とよく比較されますが、全く異なる味わいなのです。

山崎18年は甘さが強いと言われており、白州18年はスモーキー感を好む人にとっては唯一無二の存在になるでしょう。

特徴的な香りなので、もし一緒に楽しむ人がいたりプレゼントにするのであれば、お相手の好みを知った上での方が安心です。

スモーキー感・スモーキーフレーバーとは
スモーキーフレーバー、とは製造過程で麦芽の乾燥にピート(泥炭)を使用することで生まれる香りになります。
スモーキーなフレーバーとも言われ、ピート(泥炭)は、ヒース、ヘザーといわれる植物が堆積して、長い年月がかけられ炭化したものです。
スコットランドがウイスキーのメッカと呼ばれている大きな理由の1つは、「スコットランドの大地全体がピートでできている」と言われているからです。
ウイスキー造りの際、麦芽(モルト)の乾燥と一緒に使用することで、ウイスキー独特の香りである、スモーキーフレーバーとなるのです。
サントリー響 スペシャルエディション

近年の価格高騰の要因として

ウイスキーは必ず長期熟成をしなければならないというわけではありませんし、ノンエイジ(短期的な熟成の後販売されるもの)ウイスキーも決してクオリティが低いわけではありません。

そんな中、やはりハイクオリティウイスキーの多くは、長期熟成工程であり、長期熟成するとなると、それだけ管理のコストや場所も必要であって、工程にかかる費用は膨大となるのです。

そのため、ハイクオリティな長期熟成品を生み出せる酒造メーカーは、メーカー全体数でみれば決して多くはないのがおわかりでしょう。

現在、銀座の会員制高級クラブで飲まれているものの多くが、ニッカのウイスキーとサントリーのウイスキーであるのは、価格が高いものが長期熟成のものであり、それらがハイクオリティであることが大きな要因です。

さらに価格が高騰している要因の1つとして、両社とも需要が増えているにもかかわらず原酒が不足しているという状況が挙げられます。

朝ドラでの知名度上昇などの影響もあって、需要が高まり、それに対して単純に生産量を増やすことができればよかったのですが、先程もお伝えしたように高級ウイスキーは、長期熟成を必要とするため、原酒の供給がまだまだ追いついていません。

だからこそ、生産量をコントロールしながら、余裕ができた時に本数を限定にして販売しています。

味わいの共通点としては、どちらも日本人に合わせた、比較的まろやかで繊細な味わいであるということが挙げられるでしょう。

海外のウイスキーと飲み比べてみると、海外は少々スモーキー感が強く感じられ、ガツンと鼻と舌を刺激するような感覚があります。

それゆえ、海外のウイスキーは少し苦手だけど、ジャパニーズウイスキーは飲みやすくて好きだという人も一定数いらっしゃいます。

日本人向けに最初は開発されていましたが、その特徴に胃を掴まれた人は海外に多く、日本の大手酒造メーカーが製造する信頼感と高品質における安定感、それでいて味わいにも振れ幅がない(悪質なウイスキーが出回らない)ので、近年では輸出は増加傾向にあります。

銀座エージェント・ウイスキーについて

まとめ

サントリー、ニッカ、両者どちらも高品質なウイスキーを生み出すことには変わりはありませんが、こだわっているポイントは大きく異なります。

また、国内と海外での人気度も異なっています。

国内ではサントリーの方が人気・知名度が高いのですが、海外ではニッカの方がどちらかというと知名度が高いようです。

この違いはあくまで現時点の状況で、今後変動する可能性もありますので、これからの受賞歴などを含めた動向を見ることで、そのウイスキーの人気を知ることができるでしょう。

これまでの比較からもわかるように、ウイスキーには創業者の思いが強く影響しているものなので、今後のウイスキー選びの際には創業者の思いも含めて選んでみるのもおもしろいかもしれません。

そして、ジャパニーズウイスキーの多くが繊細な味わいであるとひとくくりにお伝え致しましたが、2社を比較すると少々違いがあります。

サントリーのウイスキーは、どちらかというと軽い味わいや甘みを感じるなど、初心者から愛好家まで幅広く愛されることが多いです。

それとはまた違って、ニッカのウイスキーは樽の香りが強かったり、深みを感じる印象的な味わいであることが多く、ウイスキーの独特な味わいが好きな人などが特に愛しているメーカーともいえます。

なんにせよ、もし貴女がウイスキーを飲み慣れていないなら、チャレンジしやすい数々のウイスキーもラインナップされていますので、まずは両社の比較的手頃なウイスキーを飲み比べて、より好みに近いウイスキーがどちらかを試されてみてはいかがでしょうか。

TOP
error: Content is protected !!