根回しは「ズルいこと」「裏で動いている印象が悪い」などとネガティブに捉えられることもあります。しかし、本質は「場を乱さず、誰にも損をさせないようにする」という調整力とも言えます。表では見えないやりとりの中にこそ、本物の信頼が生まれます。実際は多岐にわたり「準備」「段取り」の要素もあります。仕事を円滑にするための自然なアクションでもありますし、いざというときのために「目的を達成させるための」アクションと言えそうです。またビジネスにおける「根回し」とは、物事を進める前に、関係者にその内容を伝え、理解と承諾を得ることを指します。交渉や稟議、プロジェクトの開始など、意思決定をスムーズに進めるために重要な役割を果たします。

なぜ「あの女性」は売れるのか?
根回しの正体
「なんであの子、あんなに呼ばれてるんだろう?」
単に好かれているだけでしょうか?
それとも、ただビジュアルが良いからでしょうか?
「あの女性はすごい人気…」。ビジュアルは可もなく不可もなく。いたって普通そうに見えたり。それなのに成績は上位。加えて周囲の人からも信頼が厚い。お客さんとのトークもいたって普通な感じ。それなのに毎日のように同伴出勤。当然リクエストも安定している。
貴女はなぜだと思いますか?
夜の接客業においてビジュアルの良さが人気に寄与することは、いまさら貴女に説明するまでもないでしょう。そしてビジュアルの良さが決定打にはならないことも、なんとなく肌で感じているはずです。
ここからは、そういう女性に、どんな秘密が隠されているのかを紐解いていきます。
貴女は単にビジュアルが良いだけで、賢くなければただただ消耗されて終わりになることを知っていますか?消耗とは、たとえば「安く使われたり」「安売りしてしまったり」「騙されやすかったり」「悪い人を見抜けなかったり」⋯。
こういう女性の多くが、遅かれ早かれ、嫌気を感じながら静かに銀座(水商売)を去ることになります。
一方で、ビジュアルの良さを賢く活用した女性が、多くの人気を獲得しながら、リスペクトされるにいたるのです。このような女性は当然のごとく、人生を好転させています。
どんなにビジュアルが良くても、好かれる女性、好かれない女性に分かれます。貴女の職場にもいませんか?すかれている女性。そして嫌われている女性。
そして、こんな女性もいませんか?
男性には好かれているけど同性から嫌われている女性。これはビジュアルが良いのに、賢く立ち回っていない結果です。
人は、嫉妬を持たれる場合があり、どんなに仕事ができても嫌悪されるケースもあります。昨日まで仲が良かったのに、翌日は仲が悪くなっている…こんなことは意外とあるのです。
人は、些細なことで違和感を持ったり、些細なことで嫌悪したりします。ちょっと挨拶を怠ったことで「なんで?いつもはしてくれているのに…」と思う人もいます。自分が良く思っていない人と仲良くしている人をよく思わないケースもあります。
貴女はこのような話を聞いて「小さい人」と思われたはずです。
しかし、現実問題、こういう小さいと思えるような人がお店で働いている場合もあります。ただし銀座の高級クラブでは、このような事象が見えにくい世界でもあります。
なぜなら、たとえば、お客さんは席上での女性同士の不協和音を察知することに敏感だからです。つまり、お客さんに察知されるのは得策ではないため、なんとか表面上は何事もなかったかのように振る舞うのです。お客さんは、この女性とこの女性は仲が悪いんだなと判断できれば、残念ながらどちらかの女性をリクエストから外すケースさえあります。また係の女性やママがそれを察知した際にも、何らかの措置を起こすこともあります。またそれがお店全体の不協和音に拡大すると判断した場合は、ある決断に迫られるケースもあります。
いずれにせよ、このような状況と無縁であることがベストであることは言うまでもありません。そしてそうであるからこそ、お店の上位者の大半は、長く在籍し続けられてきたという見方が濃厚です。
こうした「売れてる女性」には、ある共通点が見られます。
それは⋯基本的な
根回しがうまいこと。
根回しと聞くと、堅苦しく聞こえるかもしれません。
しかし、意外なほどに、さりげなく、ごく静かに行われているものです。
「お願いする前に、相手の立場を考えておく」「先回りして、関係がスムーズにいくように場を整える」そうした「小さな行動」が、高級クラブの世界では意外なほど大きな結果に繋がっていくのです。
目立たない些細なアクションの積み重ねがじわじわ効いてくる「静かな営業力」
銀座の高級クラブは華やかです。そして華やかである理由の1つは、お客さんからは決して「見えないところ」で人間関係を円滑にし、お店全体に安心感を与えている女性たちの存在があるためです。
結果を出し続けている人ほど、驚くほど地味な「根回し」を丁寧に積み重ねています。このような活動の1つ1つが人間関係の意思疎通をはかることになり、無用な誤解が回避されながら、人間関係の相乗効果を生み出します。この相乗効果がいわゆる「あの人のために頑張りたい」「あの人はとても素敵な人」などと心を動かされることでもあります。
たとえば、ボーイに「さっきの席、妙な空気でしたね」などと声をかけたりしながら、思いを共有してみたり、
係のお姉さんに「◯◯さんと、こんなやりとりをしています」などと、と一言報告をしておいたり。このような些細な一言があるかないかで、2人の関係は築かれていきますし、お店の雰囲気がガラリと変わることもあります。
誰に見せようとするものでもなく、誰に褒めてもらおうとするものでもなく、いたって人間同士の基本的な関係。それは、ときには「思いやり」であり、ときには「まごころ」であり、ときには、些細な「報告」だったり。こうした「静かなアクション」が、自然と信頼関係をつくり、お客さんや係の女性に呼ばれたり、スタッフなどから自然と協力をされたり、後輩のホステスさんから気遣われたりするのです。これは信頼の土台です。
実録
コミュニケーション不足の新人のお話
ある若い新人がいました。
顔立ちは整っていて、スタイルも抜群。話し方も丁寧で、客ウケも悪くありませんでした。当然「期待の新人」として、何度もヘルプに呼ばれ、次回のリクエストにつながりそうな気配がありました。
そんな将来有望の彼女でしたが、2ヶ月もしないうちに、少しずつ彼女の名前が呼ばれることが少なくなりました。
当初は原因がわかりませんでした。
そこで、調査したところ、お客さんやママ、係の女性に対して定時連絡にとどまり、比較的コミュニケーションを避けがちだということがわかりました。
つまり、スタッフや周囲との関係づくりをまったくしていなかったこと。
たとえばボーイに対しても「おつかれさま」などの一言もなかったとはいえ、決して態度が悪かったわけではなかった彼女。取り立ててホットな人間関係を築けるタイプの女性ではなかったそうです。
あまりにコミュニケーションが少ないことで、冷たい人だと思われたそうです。当然そうなると周囲も彼女に冷たく接したのだとか。これは誤解だったのかもしれませんが、実際問題この誤解を甘く見てはいけません。
係の女性たちも、積極的に愛想よく話しかけてくれるタイプの女性を可愛がりやすいことは確かです。とはいえ仕事を頑張っていることにこしたことはありません。
あいさつも形式的で、会話は必要最小限。
これでは自然に周囲の皆さんと自然に距離が開いてしまうことは、なんとなくおわかりだと思います。ベテランのスタッフは、こういう状況を良く思わない人もいて、中には仕事にやる気がないのでは?と判断してしまうことも⋯。
結果としてどうなったか⋯。
フォローを必要としている際にフォローが入らず、お客さんとの会話が噛み合なかった場合も誰も助け船を出してくれなかったり⋯。
彼女は魅力的ではありましたが、
周りからの評価は微妙でした。彼女は、「ひとりで戦える」と思い込んでいたのかもしれません…。
高級クラブはひとりでは売れにくい…。
日々に、些細なやりとりが、仕事の準備として成立する側面が、高級クラブにはあります。新人時代において「あの子感じいいな」と思われることが、仕事をするうえで大きな有利となり得ます。
クラブはお客さんウケが良いだけにあらず──。
それを教えてくれる典型的な事例です。
「味方をつくる人」の動き方とは
売れている女性の多くは、派手なパフォーマンスではなく、「まわりとの関係の築き方が圧倒的にうまい」ことが挙げられます。
このような女性に
共通しているのは、「根回し」が自然にできているという点です。
特にこの「根回し」による効果は、ベテランになればなるほど得られる恩恵、得られる相乗効果は飛躍的にアップします。
たとえば⋯
新人さんであれば、新しいお客さんにつく前に、メンバー(女性を席に付け回すスタッフのこと)に相手の様子を軽く聞いておく⋯。もしくは何も聞かずともメンバーの方から必要最低限の情報を得られるでしょう。これらは一般的に、高級クラブの流れと言えそうです。しかし日頃から根回しがしっかりとできている新人さんは、大事なポイントをアドバイスしてくれたりします。
たとえば気をつけるべき点とか。
「あのお客さんは、新人さんでもよく同伴をしてくれたりしますよ」…などといった情報をポロッとこぼしてくれたりします。これは誰にでもしているようで、そうでないことがほとんどです。
人は常に忖度をしてもいい相手の優先順位が微妙に変化します。企業であれば自分の側近を誰にするかと言えばわかりやすいかもしれません。重大なルール違反をしたり、不信感を抱いたりすれば「側近」から外すことは実際にあることです。
このように聞けば、「根回し」とは好かれるための工作では?と思われるかもしれませんが、たしかにこの要素は否めませんが、決してそうとも言い切れません。貴女も単に調子の良いだけの人に「違和感」を持ったことはありませんか?このように「根回し」とは好かれることを目的とするのではなく、ちゃんとした人間関係を円滑にし、言うなれば「ビジネス的な礼儀を重んじる」ことと言えそうです。
ポイントは「些細な一言」を好意をもって爽やかに示せることです。
簡単なことですよね?
しかし、これがなかなかできる人が少ないのです。
日頃から「私のことをわかってほしい」「察してほしい」「それくらいわかるでしょ」などと、思っている女性は、実際この些細な一言の実践が、かなり難しいようです。
加えて、感謝のポイントがわからない人にありがちな傾向として挙げるとすれば「それくらいあたりまえでしょ」「されて当然」「そっちのほうから連絡してくるのが当然でしょ」「私のほうがお礼を言われて当然」などなど。このように考えがちな女性は「ありがとう」の言葉が極度に少ないことがわかっています。
日頃から些細な「ありがとう」の一言を積み重ねている女性と、そうでない女性は雲泥の差となります。
仕事が、終わったあとには必ず「さっきありがとうね」と声をかけたり。これを根回しなんかではないと反論される方もいるかもしれませんが、ビジネス的な観点で言えば、れっきとした「根回し」の序の口と言えそうです。大げさなことではありませんが、こうしたアクションが「味方を増やす行動」になっていることは確かです。
周囲に「この子のためなら少し手を貸したい」と思わせる女性は、結局、現場で「守られる側」になります。つまり活かそうとされるわけです。
守られている女性は、自然とお店の流れ、仕事の流れ、成績を上げる流れに乗ることができ、結果的に人気が集まるようになるのです。それはすなわち収入アップを意味します。
つまり売れているのは「支えられている構造」があるからなのです。
おねえさん・ボーイ・ママ…
どこを押さえるべきか?
根回しというと「お客さんに対してするもの」と思っている人もいるかもしれません。
銀座の高級クラブなどの現場で本当に重要なことは、「店の内側」への根回し(働きかけ)です。
まず押さえるべきは、「おねえさん方」です。とはいえ、スタッフなども同時であるにこしたことはありません。ただし特別に器用である必要はありませんし、ムリにアクションを起こす必要はありません。たとえば普通に明るく挨拶をしたことで「感じがいいな」と思ってくれたなら、係のお姉さんがスタッフに「あの子感じがいいから席に呼んであげて」とひとこと言ってくれる可能性を高めます。たった一言の挨拶があるかないかで大きく確率を上昇させるわけです。
これは、貴女が逆の立場となればわかるはずです。
また、仕事に集中していることで、根回しのためのアクションを起こす材料を、手にできることがあります。
それはポジティブな報告です。
つまり、まっとうに仕事に取り組んでいれば、「根回し」のための材料が自然に入ってくるというわけです。たとえばお客さんとLINEでやり取りをしている過程で「近々行くよ」とポジティブなメッセージを得られたなら、これを報告するのは全然アリです。
ポジティブな報告なので、嫌悪されないことがほとんどです。
基本的に営業とは、自分からアクションを起こすことでもあります。もちろん「待ちの姿勢」で相手から営業をされることに長けた人がいることは確かです。その場合は「本人がお客の望むものを持っている場合か、持っているかもしれないと思わせている場合」に限られます。
とはいえ、受け身の姿勢でいる立場の女性も、相手のアクションに上手に応える技術が必要なので、実質営業活動をしているのとほぼ似たようなものです。テニスでいうところの「自分が相手にどうレシーブする」か「相手のレシーブ」を自分がどう返すかの違いです。どちらもポジティブな技術が必要であるわけです。
「根回し」に長けた彼女たちは店内のポジティブな空気を作っている人たちでもあります。
「さっきはありがとうね」「さっきのフォロー助かりました」「ごちそうさまでした」「さっき大丈夫だった?」⋯。このような些細な一言で、その後の自分への扱い方が大きく変わることがあるのです。
そして同時に押さえてほしいのが、ボーイ・ウェイター陣です。
彼らは縁の下の力持ちです。日々のオーダーを受け、さまざまなタイミングを合わせたり、席配置など、現場の流れを調整している仕事をしています。
「仕事なのだから当然でしょ?」「給料もらってるんだから働くのは当然」「ちゃんと仕事しろ」などと、彼らを見下すような態度をとってしまうと、何も言われずとも「協力してくれなくなる」ことがあります。人は思ってるよりも、すぐヘソを曲げるわけです。逆に、さりげなく「今日はありがとうね」「助かりました」などと伝えている子は、気づかぬうちに小さな気配りで助けてもらっていたりするのです。
もう1つのポイントは、アクションは、できる限り相手の立場に関係なく「敬意を含んでいること」です。
根回しとは、小手先のテクニックではなく、「この人と一緒に気持ちよく仕事がしたい」と思ってもらうための、日々の積み重ねと言えるでしょう。
信頼は「任せて」深まる
銀座の高級クラブのように個人プレイが成り立ちにくい接客業では、「感謝」と「信頼」のリレーが、仕事を円滑にし、結果的に貴女の価値を上昇させます。
まず基本になるのは、「ありがとう」という気持ちが自然に湧いてくるかどうかです。これは感度が良いかどうかにもよります。この気持ちを言葉に変換します。するとボーイへの一言、ヘルプに入ってくれたホステスさんへの一言、ママに呼んでもらったときへの一言が自然に出てきます。言葉に気持ちが乗るので相手はすんなり受け取りやすくなります。何度も言いますが、この「ありがとう」が日常にある女性は、自然と「応援される側」に立場が移行し始めるから不思議です。
また、貴女が係のお姉さんになると、わかることですが
次の段階として必要なのが、「任せる」ことができるかどうか、です。
たとえば、席の流れを完全に仕切ろうとせず、「ちょっとお願いできる?」などと、特定の人に役割を分け与えることです。これは実際「信頼している証」を示すアクションの1つで、役割を与えられたことで相手は「信頼の共有」を実感することになります。実はこれも高度な根回しの1種です。
「自分ひとりでなんとかしよう」と思うほど、周囲は手を出せなくなる。一方で、「ちょっと助けて」「ちょっとお願いね」と言える人には、人も動き、空気もやわらぎます。
某有名高級クラブのオーナーママが、「助けてくださいね」と言っていました。力もあり財力もあり、盤石な立場を築いている人が、そうでない相手にこの言葉を発しているのです。貴女はこの話を聞いてどう思いますか?
なぜ根回しは軽視されがちなのか?
接客がうまい女性、美人な女性、リピート率が高い女性──
一見順調に見える女性ほど、根回しの必要性を軽視してしまうことがあることがわかっています。
なぜか?
それは、「ぜんぶ自分の実力でやっている」と思い込みやすいからです。
実際には、係のおねえさんがフォローしてくれていた。
スタッフが見えないところで動いてくれていた。
ママが信頼してくれて、太いお客さんの席を采配してくれていた。
──これらは「見えにくい支え」と言えそうで、よっぽど意識しない限り気づけないことがほとんどです。
また、根回しは即効性がないため、「やらなくても、今は問題ない」と感じてしまいやすいことは確かです。でも、それが積み重なったときに、徐々に孤立に向かっていくことも。気づけば、本当に「孤立」という形で返ってくることもあるのです。この内容は決して貴女を脅かすつもりでお伝えしているわけではありません。実際にあった事実をお伝えしているにすぎません。
さらに、プライドが邪魔をすることもあります。
「頼るのが苦手」「人に頭を下げたくない」
でも、銀座のような村社会とよばれる狭い世界では「横のつながりも重要」になり、このような姿勢では「扱いにくい人」という印象を持たれてしまうこともあります。
根回しとは、弱さの表現ではなく賢い一手と言えそうです。
これらを軽視してしまう人ほど、ある日突然、誰にも助けてもらえない現実に直面することがあります。新人時代におかれましては、是非とも参考にされることをオススメしておきたいと思います。
1年後に返ってくる「態度のツケ」という現実
銀座のような世界では、「今すぐ結果が出ること」だけを考えて行動していると、おおむね「時間差の代償」を払うことになりそうです。
たとえば、入店当初に雑に扱っていたボーイ。
少し無視したり、命令口調で話していた相手が、1年後、フロア責任者として貴女の席配置を決める立場になっていた。そんな話は、決して珍しいことではありません。
あるいは、おねえさん方に挨拶もせず、ヘルプ時に素っ気ない態度だった女性。
その時は問題が表面化しなかったとしても、1年後、自分が係の立場になった際に、急にヘルプの女性にペコペコし始めてバツが悪い思いをしたとか…。「誰も助けてくれない」「陰で悪く言われてる気がする」そんな孤立を感じるようになるケースもあります。
確かに、仕事は「今」だけで成立しているように見えますが、実際は過去から続き、未来へも続いています。「過去の態度の積み重ね」によって今が成り立っている側面があることは事実です。
そんなわけですから、根回しとは、未来に返ってくる信用の「種まき」と言えそうです。
その種をまかずにスピード勝負だけで動いている人ほど、数ヶ月〜1年後に、静かに足元をすくわれることがあるのです。
ですが、失敗を糧にして、今から自分の身の振り方を正すことはできるのです。
まとめ
見えない仕事が、見える結果になる
銀座の高級クラブといえど、所詮は「水商売」…。簡単な仕事よね!
そう思って仕事を始める女性は正しいです。
もし、貴女がそういう気持ちで働かれるのなら大歓迎です。ですが、そのお店で「人気を継続している女性がいるのなら」理由があるかもしれません。
その理由の1つが「根回し」かもしれませんね。
「見えない場所での働きかけ」が、結果を左右しているかもしれないのです。
「根回し」は、多岐にわたります。それは決して人を操作することではありません。結果的に自分の為になるアクションです。常日頃からその人の立場に敬意をもち、自分から動いておくことでもあります。
それは決して派手なテクニックでもなく、でも、自然に「味方が増え」、いつの間にかに「信頼を得て」、気づけば「人気を獲得」しているのです。
あるベテランのホステスさんは、新人のスタッフに「頑張ってね」と優しく微笑んだ、その一瞬の出来事で、その新人スタッフは、長年に渡ってそのベテランのホステスさんのファンになったそうです。
一見何もしていないようで、静かに積み上げている女性がいます。
そういう女性たちが、「自然に売れていく側」になったのは、決して偶然ではありません。
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銀座の高級クラブ入店初期にありがちな「不安」と「誤解」を徹底解説
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