本記事で紹介している接客・コミュニケーション技術は、すべての相手に同じように通用するものではありません。相手の性格、関係性、そのときの状況によって受け取られ方は大きく変わります。実践する場合は相手をよく観察したうえで、ご自身の判断と責任でご活用ください。
ある女性はこう語る。
「沼らせることなんて簡単なことよ」と。
そして、その女性はこう続けた。
「沼らせた後がめんどうなの。だから沼らせずに沼らせるのよ」と。
銀座の高級クラブ界隈に従事しているエージェントたちにとって、モテる女性を目撃することは避けては通れないリアルでありましょう。
そして「モテる」と言っても、それは多種多様で十人十色。
そして、そのほとんどが沼らせるのではなく、軽く沼らせることに長けていることに気づかされます。
つまり、本気で沼らせることはご法度。
夜の接客業で用いられる「沼らせる」と、恋愛で用いられる「沼らせる」はかなり異なります。
前者は、お店に足を運ばせ続けること。加えて、極力ほかのお店を差し置いて足を運んでもらうことであります。
後者は、ただただハマらせること。このハマらせるはさまざまで、「愛されること」「服従させること」「地獄へ落とすこと」「浮気させないこと」「貢がせること」……さまざまです。
いずれにせよ、そんな彼女たちは、女神なのか、それとも小悪魔なのか、それとも地獄の猛獣か。
世の男が決して抗うことのできない、その「魅力という爆弾」は銀座のクラブで投下されることこそがふさわしい。
この爆撃は男たちにとって最高のご褒美か。
この魅力はルックスやスペックだけで解明できるものではありません。
彼女たちの物事に対する考え方、言の葉の用い方、精神的距離の緩急の匙加減。追う、突き放す、離れるという精神攻防。この中にほんのわずか真似できる部分を見つけることができれば、人生は劇的に変化するかもしれません。
つまり彼女たちの秘密を知ることは、これすなわち、ある女性からしてみればまさに金脈を得たに等しい!
私たちエージェントがこれまで目撃してきた「なぜかお客様を惹きつけてしまう女性」の共通点も交えながら、今回は厳選したものを丁寧にまとめてみます。
この記事から「なるほど」と着想を得ていただいたのなら、この記事の使命は果たされたことになります。
そして、きっと反論もあることでしょう!
しかし、あえてお伝えします。
「誰かの反論は誰かの正論である!」と。
貴女にとって有意義な着想に繋がるのならこの上ない幸せであります。
- 基本的に自然体で飾らない状態で好感を持たれることが王道
- 正直で天然気質もなんだかんだ好感をもたれやすい
- 心を開いて本音で接する(ただそれだけ(笑))
- そのお客のガチのファンになれること(ただしストーカー行為は反則(笑))
- そのお客の完全な味方になること
- 気さくで気取ってないので、たまにおバカさんにでもなれてしまう。もしくはたまに見えるポンコツっぷり(笑)
- 感情表現が素晴らしい(喜怒哀楽のことではなくて、どちらかというとリアクションの可愛らしさ)
- 正直すぎて距離感が近くなりやすいのと、基本人好きなのでなれなれしい面を感じさせるも、距離感近くて放っておけない存在になりがち
- 正直なので基本的に素でちょっとワガママ(心地良いワガママのこと)
- 生涯ガチギレしたことないので、怒っても可愛い。むしろ怒った方が可愛いまである
- 正直なのですぐ泣くことがある
- 基本的にフットワークは軽い
- お店をまるで自分の部屋のような感覚で扱ってみて
- 相手の体をまるで一番大事な部分のような感覚で扱ってみて
- 相手をまるで恋人のように接してあげて
- 相手を見るときは、まるで愛おしそうな目と表情で見てあげて
- 声をまるであの時の声のように発しつつ可愛らしく話してみて
- 相手のグラスを持つときには、まるで相手の体のように優しく両手で持ってあげて
- 相手を注意するときは、まるで赤ちゃんと対話するようにしてあげて
- 相手から困った質問をされたときは、赤ちゃんをあやすように「困らせるのが得意なんだからもう~」など愛ある言い方をしてあげて
- 相手を叱らないといけないときは、まるで赤ちゃんを相手にするように相手を優しく叱ってあげて
- 関わる人は元より基本は誰にでも優しくしてあげて(それをみたお客の中には、彼女と関わった相手が全て彼女を好きになってしまう…という警戒感を勃発させます)
- 口癖が「好き」「大好き」「可愛い」「愛してる」「寂しいよお」などストレート語を使ってあげて
- 相手から踏み込んだ言葉を投げられても、返事はするが、相手が一番知りたがっている答えまでは与えない
小悪魔技術 (最上級ハウツー)
自分が何を考えているのか、なぜそのような行動を取ったのか、すべてを相手に説明する必要はありません。
「この女性は、いったいどんな人なんだろう?」
そう思わせ続けることが重要です。自分の手の内を明かしすぎず、相手が想像する余地を残しておきます。
一度興味を持ってもらうことよりも、その興味を失わせないことが重要です。
自分の話をすべて披露したり、相手の質問に何でも答えたりする必要はありません。知れば知るほど、まだ知らない一面があると思わせることです。
お互いに会話を締めくくろうとしているタイミングで、あえて最後のメッセージを開かずに残しておきます。
会話が自然に終了する場面なので、不自然な無視にはなりにくく、相手から次の連絡が来るまで、そのままにしておくこともできます。
言い訳を重ねるうちに、話の辻褄が合わなくなり、余計なボロを出してしまう人がいます。
しかも、必死になって自分を正当化する姿は、相手との力関係に影響することがあります。
追及された場合も、長々と説明せず、軽く体裁のよい返答をする程度にとどめます。必要以上に弁解して、自分の立場を下げないことです。
売上、精神的支柱、性的な関係、話し相手、友人ごっこ。
どのような形であっても、特定の相手に依存しないことです。
とくに警戒したいのは、相手から「この女性は自分を必要としている」と深く思われてしまうことです。
実際には依存していなくても、そのように誤解されるだけで、相手の態度が如実に雑になる場合があります。
相手にとって魅力的な存在でありながら、その相手がいなくても自分は何も困らない。この関係性を維持することが重要です。
相手がどのようなお客様であっても、大富豪であるかのように見て、話し、接することを徹底します。
高級和食、高級寿司、高級外車。大富豪なのですから、そうした世界に慣れ親しんでいるのは当然という前提で接します。
もし、そのイメージにそぐわない行動を取った場合は、「え? どうしたんですか? らしくないですよ」と、意外そうな反応を見せます。
ここで重要なのは、相手に大富豪であることを直接求めないことです。
「え? 違うんですか?」とは決して口に出さず、期待していた人物像との違いを感じたかのように、ほんの少しだけ心理的な距離を置きます。
男性は、女性からの評価や態度の変化に、ほとんどの場合敏感です。
相手を大富豪として扱い続けることで、その期待にふさわしい男性であろうとする心理を刺激する。これが究極のラベリングを応用した小悪魔技術です。
ここまで、あえて言い切る形で小悪魔技術を紹介しましたが、これらが全く通用しないタイプの人がいることも明記しておきます。人間関係には、例外中の例外があります。
種明かしをした方が、かえって信頼や興味につながるタイプがいます。
こちらが何かを仕掛けなくても、相手が勝手に興味を持ち続けてくれるタイプもいます。
既読をつけないことで、そのまま「精神的さようなら」をするタイプもいます。
上手な言い訳によって、人間関係が劇的に変化することもあります。
相手に依存していることを知られたことで、逆に助けを得られるケースもあります。
大富豪どころか、普通のおじさんのように接した方が良いケースもあります。そのおじさんは実は「天界に住むゼウス」、もしくは「八百万の神々の1人」かもしれません(笑)
つまり、小悪魔技術よりも上位にあるのは「この人には何が通用するのか」を見極める観察力です。
これはやってはダメ!一覧 (上級ハウツー)
「この前の方とは今日は一緒じゃないんですね」
「いつもこの曜日ですよね」
以前はアフター好きだった。
以前は派手に飲んでいた。
接客の成功という目的を達成させるマインド (上級ハウツー)
- 目的達成のために、その日のため(出勤日)にベストな心身コンディションを保つ
- 目的達成のために、綺麗な考え方を実践していく
- 目的達成のために、自分が嫌悪する考え方を持たないことを訓練する
- 目的達成のために、接客では「何を言ったか」だけでなく「どう受け取られたか」を見る(言った側の意図より、相手にどう届いたかで関係が変わります。)
- 目的達成のために、相手によって傷つく言葉は違うと考える(男性・女性という分類を超えて、その人が現在どのように自分の価値を確認しているのかを注視する。)
- 目的達成のために、相手に与える印象は常に意識する。生涯職業女性であるなら少しくらいナルシストくらいがちょうどいい
- 目的達成のために、後になって相手から「アレはダメだわ」と思われるような嘘はつかない。約束を守らないことも、結果的には嘘と同じです。そこに反論の余地はありません。一方で、「イイ子だよな」と思ってもらうための嘘や、自分の印象を良好に保つための嘘をほどほどに織り交ぜるのであれば、それは方便として適用範囲内です。
実践しても気づかれにくい心理知識/難易度と解説 (最上級ハウツー)
人は周囲の感情に影響をうけやすい
ムーブ
お客の席に座った瞬間、本当に嬉しそうに反応してください。
「営業だから喜んでいる」ではなく「あなたが来たから店内全体が楽しくなった」という空気を作れます。
最初は小さなお願いを聞いてもらい、徐々に大きなお願いを聞いてもらう方法
ムーブ「今度銀座にいることがあればLINEをください」→実際にLINEが来たら「じゃあ30分だけ顔を見せてください」。
自分で言ったことや決めたことと行動は一貫して一致させたくなる習性のこと
ムーブ
こちらが日付を決めて伝えるより、「次いつ来れそう?」と投げかけ、本人に日付を決めてもらう。
こちらが決めた予定よりも、本人が決めた予定の方が実行されやすくなります。
人は、自分が何かしてあげた相手を好意的に捉えることがあるとされる現象です。
ムーブ「これどっちがいいと思う?」など小さな相談を聞いてもらう。金銭的なお願いではなく、知識や意見を借りる程度が自然です。すると相手の心の中に「この人の相談を聞いてあげた」=「この人を好意的だから相談に乗ってあげた」と認識するようになります。
自分で決めさせて納得させ相手に違和感を感じさせる余地を与えません
ムーブ「次何を飲みますか?」「次どこ行く?」「何曜日が一番楽?」など、関係の一部を相手に選ばせる。
人は他人の選んでいるものを安全で価値があるものと感じやすい
ムーブ「最近このワイン人気なんですよ」「このイベント毎年みんな楽しみにしてる」など、第三者や大勢の他人が選択している情報を根拠のように示すことで「みんなが選んでいるのなら…」となる。ただし通用しないケースもある「ママ、任天堂スイッチみんな持っているから買って!」「息子よ。おまえは勉強しないから買ってあげません。旧式のファミコンで我慢しなさい(笑)」
姿勢、テンポ、言葉遣いなどが似ている相手に親近感を持ちやすくなる
ムーブ落ち着いて話す客にはゆっくり、テンポが速い客には少しテンポを合わせる。露骨に動作を真似ないことがコツです。
「あなたはこういう人ですよね」と肯定的な特徴や理想像を伝えることで、本人がその特徴に沿った行動を取りやすくなる
ムーブ
「○○さんって、約束したらちゃんと来てくれますよね」「意外と面倒見いいですよね」「私を守ってくれる騎士様」。
その後に直接要求せず、自然に行動へつなげる。
また人はラベリングした性格に沿った行動を取りやすく、「優しい人」と言われた後では、冷たく断る行動が心理的に取りにくくなります。
「前も来てくれましたよね」
「小さな約束でも守れる人って素敵です」
褒め言葉がそのまま行動誘導になることがあります
単なる褒めではなく、「優しい」「頼れる」「男気がある」「面倒見がいい」などは、次の行動や態度に影響しやすい。
良い行動をした直後に、その人の性格として肯定する方法です。
ムーブ
来店してくれたとき
「○○さん、言ったことちゃんと覚えててくれたんですね」が効果的。
単に「ありがとうございます」の言葉より、次回につながりやすいです。
自分の個人的なことを話して、相手に自分のことを話しやすくする方法
ムーブ重い秘密はNGです。あくまでも気軽な感じの内容で「実は私人見知りなんですよ」「最近こういうことで悩んでて」程度の小さな開示を先にしてみる。
二人しか知らない情報は、心理的な距離を縮めやすくします。
ムーブ
たとえば「これ秘密にしていたんですが…」と小さな話を共有してください。
もちろん本当に重大な秘密を作る必要はありません。
相手に2つの選択肢を出すと相手はどちらかを選択し決めやすくなります。
ムーブ
「いつ来れますか?」ではなく「水曜と金曜ならどっちが楽ですか?」など。
この2択の選択肢が、どちらを選ばれても自分にとってプラスの選択であるのと同時に相手にとってもプラスであること。
自然にイエスの同意ができる内容を続けて、本題へ移ることで同意を得やすくします。
ムーブ「最近寒いですね」「金曜なら少し早く終わるんですよね」など事実確認を重ねつつ、「じゃあ金曜少しだけどう?」につなげます。
一般的な褒め言葉より、相手の変化について具体的に褒めて印象を良くします
ムーブ「かっこいいですね」より、「今日いつもよりジャケット明るいですよね」。
満足しきって飽きるまで続けるより、少し物足りない状態で終える方が次につながりやすいです。
ムーブLINEが盛り上がっていても延々続けず、「続きはまた明日」「ちょっと戻らなきゃ」などのメッセージで一旦区切る。
以前の良い体験を思い出すことで、その感情も再び呼び起こされやすくなります。
ムーブ「前回○○の話して爆笑しましたよね」「あの時は珍しく酔ってましたよね」と具体的な記憶を伝える。
まだ約束していなくても、「次」を前提にした言葉は関係継続のイメージを作ります。
ムーブ「次来たとき見せるね」「今度それ一緒に食べたい」「接待の場合は奥のボックス席なら盛り上がりやすいですよ」など。
二人の間だけの定番ができると、関係自体が習慣化しやすくなります。
ムーブ来店時は同じ乾杯形式、特定の話題、帰宅後のLINEメッセージなどを自然に定番化していく。
接客業は「フットインザドア」の積み重ね (実践技術)
接客業のムーブはさまざまありますが、その中でフットインザドアを押さえておけば、接客の流れと見え方が激変します。
接客を「来てもらう」「指名してもらう」「売上を作る」という視点で見ると、結果が出たか出なかったか2択となり、浮き沈みが激しくなりがちです。そこでフットインザドアを知っておくと、その途中にある小さな承諾(YES・肯定)が見えてきます。接客とは、そのYESを一つずつ積み重ねる仕事でもあるというのを覚えておいても良いでしょう。
いきなり「来店してください」「同伴してください」「ボトルを入れてください」はそれなりの人間関係が築かれることが条件で、そういう前提がなければ、相手は判断したくても、その前に身構えるでしょう。本命のお願いほど、その前に小さなYESを積み重ねておくことが効果的であることがほとんどです。接客では、最終目的を最短で達成しようとして急ぐと、ほぼ望まぬ結果が待っています。
最初のお願いは、相手が考え込むほど重いものではなく、負担を感じさせない自然に答えられることが適しています。「一杯だけ乾杯してください」「帰ったら一言入れていいですか?」など、断るほどでもないお願いから始めることで、次のお願いを出しやすい人間関係を築きやすくなります。
一度相手がお願いを受け入れると、人はその後も同じ相手からのお願いに応じやすくなることが心理学ではわかっています。最初は一杯、次は少し長く、さらに次は食事というように、承諾の大きさを少しずつ上げていく。この積み重ねがフットインザドアの基本です。
たとえば、まだ一度も食事に行ったことがない相手へ、いきなり「同伴してください」とお願いするより、まずは「今度ご飯行きませんか?」と誘い、その約束ができてから「そのあと少しお店に寄ってもらえたら嬉しい」とお願いした方が自然です。お願いは、内容だけではなく出す順番も重要です。いきなり大きなお願いをするのではなく、小さなお願いを一つずつ通しながら次へ進めていくのが基本です。
「一杯だけ一緒に乾杯してください」は、小さなお願いですが、その場で相手に一つ行動してもらっています。大切なのは、その一回で終わらせないことです。一杯、もう一杯、次回来店と、自然に次の行動へつなげられる流れを作ります。大事なことは、相手に何らかの行動をさせ続けることです。そしてその行動をしてくれたことを感情に出して喜んでいる姿を見せてあげてください。ただし「それはあたりまえのことなのよ」という態度が刺さる相手もいます。どう見極めるかは、日頃からの観察力が発揮されます。余談ですが可愛いワンコ(パピー時期)の動画を観せてどう反応するかでわかります。
たとえば「仕事が終わったらへんてこなスタンプしてくれると嬉しい」「LINEするので既読してください(激おこw)」などといったお願いも、小さな承諾です。返信してもらうこと自体が一つの行動だからです。LINEを単なる連絡手段として見るのではなく、小さなYESを積み重ねる装置として捉えることもできます。
たとえば「来てください」より「30分だけお茶でもしませんか?」、「同伴してください」より「銀座で1人でお食事をすることがあれば私でよければ付き合いますよ」などなど。お願いの範囲を相手がこれなら受け入れそうだと思えることに限定すると、相手は比較的判断しやすくなります。加えて時間や回数を小さく区切るだけでも、相手の心理的な負担は大きく変わります。
突然、来店を求めることはナンセンスです。たとえば「銀座に来る日が決まったら教えてください」「近くに来たら連絡してください」でも十分です。仮に「どうして?」と聞かれたら「私も特別な人のために時間を空けて待っていなきゃ」と返せば自然です。先に連絡という小さな行動を取ってもらえば、その後に「少し寄ってください」と続けやすくなります。
最初から「同伴してください」と頼むのではなく、まず食事の約束を取る。その食事が成立してから「このあと少しお店で一杯やりませんか?」などと進める方法があります。つまり後出しです。ですがこれは成功率は50%で、場合によっては不信感を抱かせることもあります。正解はケースバイケースですが、一つの大きなお願いを、小さなお願いに何等分かに分解するだけで相手の受け取り方は変わります。
指名(リクエスト)やボトルは、お客様にとって明確な金額や継続性を伴うお願いです。もちろん高級クラブに来店しているお客さんであれば、こんなことはわかりきっている御仁が大半なので、逆にお客さんの方がホステスさんに気を使わないよう配慮してくださるでしょう。一方で比較的新規のお客さんの場合は最初は慎重さがあってもよく、時短をしようとせずに小さなお願いを何度も受け入れてもらう流れが自然です。クラブ慣れしているお客さんであれば「気を使わせてしまったね。大丈夫だよ」などと言ってくださることがほとんどです。こういう場合は少し前進してもいいです。ただ相手のことがわからない状態のときは、一杯、一回来店、一度の食事。その積み重ねを、すっ飛ばして大きな結果だけを求めるとよくないケースに結び付くことがあります。
前回の接客で「帰ったら一言内緒のメッセージを入れるので読んでくれますか?」に応じてもらえたなら、次は「銀座にいるときはメッセージくれますか?私可愛いスタンプ押します」と進められます。以前受け入れてもらった行動は、次のお願いを考える材料になります。毎回ゼロから営業するのではなく、前回のYESを次につなげていくわけです。
食事なら気軽に応じる人もいれば、食事は面倒でも短時間の来店なら応じる人もいます。連絡をまめに返す人もいれば、LINEは苦手でも店には来る人もいます。同じ順番を全員に使うのではなく、その人が応じやすい入口を見つけることが必要です。そのための顧客管理なのです。
小さなお願いなら何度でも使えばいいわけではありません。連続して頼めば、小さなお願いでも負担になります。フットインザドアはお願いを乱発する技術ではなく、相手が自然に応じられる範囲で一段ずつゆっくり進める考え方が最適解です。
厳密に言うと、目的達成のために「お願い」を強く押し進めていくことがフットインザドアではありません。最初から大きな要求をぶつけず、相手が受け入れやすい大きさに分けて与えていくことが本質です。お願いを小さくし、承諾を重ねながら次へ進む。必要なのは押しの強さではなく、段階の設計です。そのうち相手が貴女の望むよう動いてくれるからです。理由は明白で「5」で伝えた「そしてその行動をしてくれたことを感情に出して喜んでいる姿を見せてあげてください。」が利いてくるからです。
一般レベルの人は、大きな売上だけを見て、一杯の乾杯や一通のLINEを何とも思っておらず軽く見がちです。一方で接客が上手な人、いわゆるベテランレベルのコミュニケーターは、その小さな承諾が次の来店や同伴の入口になることを知っています。接客が上手い人ほど、まだ金額になっていない小さなYESを次につながる貴重な材料集めを楽しんでいます。
フットインザドアで 断られにくいお願いごとリスト
最初にお願いするのは、相手がほとんど負担を感じない一杯です。そこで応じてもらえれば、いずれはシャンパン、ワインなど、少しだけ大きなお願いへ進みやすくなります。
すでに一度乾杯している相手なら、もう一杯というお願いは受け入れやすくなります。こうした小さな承諾を重ねながら、次回来店や食事など次の行動へつなげていきます。
初対面で大きな約束を求める必要はありません。まず連絡先を交換するという小さな承諾を得ることで、その後も接点を持てる状態を作れます。
来店を軽い予定として考えさせ、短時間に区切ることで負担を小さくします。さらに候補日を二つほど出せば、「行く・行かない」ではなく「どちらの日にするか」へ考え方を変えられます。
日時を強く指定せず、相手の都合に委ねることで来店への圧を下げています。それでも「一度顔を出す」というお願い自体は残るため、次の来店につながる入口になります。
一日を指定せず一週間の中から選べる形にすると、相手側の自由度が上がります。「この日に来て」よりも受け入れやすく、それでいて来店という目的はきちんと残っています。
以前の会話を使って食事の約束を作る形です。突然同伴を頼むより、「前に話していた店へ行く」という理由があるため、誘いそのものが自然になります。
イベントだからと大きな注文をいきなりお願いするのではなく、まず乾杯という小さな行動を求めます。そこから一杯、もう一杯と自然に注文へつなげる余地が生まれます。
その場での小さなお願いに何度か応じてもらったあとなら、次回来店時の指名もお願いしやすくなります。現在の接客を、次回の約束へ一段だけ進める形です。
来店や売上とは直接関係のない、小さな行動のお願いです。相手が既読にしたままなのか、それとも既読にしないのか、それとも返事をくれるのか。いずれにせよポイントはそこではありません。このお願いに快く「わかったよ」と承諾させることです。言葉を出させることも行動の1つです。これは言質を取ると言いますが、これはまた別の機会に話します。
その場限りの接客から、次に連絡できる関係へ進む最初の一歩です。食事や来店の約束より負担が小さいため、最初に得るYESとして使いやすいお願いです。
延長という言葉だけを出すより、「30分だけ」と時間を区切ることでお願いの大きさを小さくしています。終わりが見えているお願いは、相手も判断しやすくなります。
いきなり高額な注文をお願いするのではなく、まず自分も一緒に飲みたいという形から始めます。乾杯が成立すれば、次のドリンクや注文へ自然につなげられます。
相手が話していた店や場所に興味を示し、まず一緒に出かける約束を作ります。「同伴してください」と結果だけを求めるより、その前の食事や外出から関係を進める形です。
まず求めているのは食事です。食事の約束が取れれば、その日程や時間を決める過程で出勤日と合わせることもでき、結果として同伴につなげやすくなります。
相手がすでに興味を持っている店や場所を利用するため、ゼロから予定を作る必要がありません。「次は一緒に」という小さなお願いを加えるだけで、次の約束を作れます。
いきなりその場で高額なボトルを求めるのではなく、「次回」という時間を置いてお願いしています。何度か小さなお願いに応じてもらった関係だからこそ、最後は具体的な商品までお願いできるようになります。
接客・コミュニケーションでお客が感動したいことを想像しておく (上級ハウツー)
基本的には相手の求めている感情を見つけることが王道です。
例:「今日は無理に盛り上げなくていい日でしょ。ゆっくり飲みましょ」
例:「明日朝早いって言ってたから、今日は無理に引き止めないですよ」
例:「〇〇さんだけですよ、こんなことまで話すの」
例:「前に来月から朝早くなるって言ってましたよね。もう始まったんですか?」
他にもあればコメントで教えてください(ぺこり)
おまけ
5種の神器・備えよ常に
(実践技術)
イザという時の小物が同伴、アフター時に役立つかもしれません
稀ですが中には、頻繁に電話をするお客さんがいます。そんなお客さんはメモを取ろうとします。そこでパッと差し出してあげると感謝されます。小さいことですが、塵積です。
お客さんの中には、無邪気なお客さんがいます。そんなお客さんの口元を「イケメンが台無しですよ」などと拭いてあげたり、スーツを拭いてあげたりすると、意外と機嫌が良くなります。
雨のときに肩にかかった雨を拭いてあげたり、カバンを拭いてあげたり、用途は多いです。
食事のあとなどで重宝します。
他にもあればコメントで教えてください(ぺこり)
おまけ2
これは真理?男女がくっつきたくてもくっつくことのできない理由
(実践技術)
- くっついたらくっつき続けないといけないから、お互い大変でしょ?だからくっつきたくてもくっつくことができないでしょ?
- 他のお客さんと仲良くお話をする仕事だから、たいへんだよ?私が仕事を引退するまで待てる?
- あら、ホステスさんを好きになるなんてお優しいんですねえ
- あら、今日は飲み過ぎなのかしら
- あら、今日は機嫌がいいんですねえ
- あら、どうしたんですか?今日は子供みたいなことを言って
- もうとっくのとうに好きですよ。愛してますよ。
- もう初めて会った時から一目惚れですよ。
最後に伝えておきたいこと
ここまで読めた貴女は既にベテラン勢の仲間入りを果たしたと言っても過言ではなさそうです。
というのも、大事なことは、覚えるのではなく、学ぶのではなく、真似るのではなく、興味と探求心によって結びついた行動にあります。
そして興味がなければ、なにも楽しくはありません。
探求心がなければ、深堀りしたいとも思わないはずです。
つまり、興味と探求心が湧いているのなら、それこそが「貴女を形作るもの」なので、
この2つは絶対的な前提となります。これが貴女を突き動かします。
そしてもう1つお伝えしたいことがあります。
この内容を知って、貴女は何をしたいですか?
リアルコミュニケーションは、人生そのものと言っても過言ではありません。
つまり、実は今回の内容は、銀座のクラブ、水商売どころの話ではないのです。
貴女の一助となる…やもしれないわけです。
エージェントはミタ!
私たちはいま貴女がここまで読み進めたことを目撃したのです!
